実施スケジュール4つの視点|ブログで創業塾3010
スケジュール4つの視点
今回は実施スケジュールについてです。
スケジュールは創業後からではなく、今から準備も含めて何をしなければならないかを考えます。
そのために検討すべき4つの視点をご紹介します。
商品・サービスの開発・試作・量産
飲食店でいうとメニュー作りとその試作、
製造業でいうと試作品開発、量産体制の構築です。
飲食店のメニューはわかりやすいですが、
サービス業でもサービスメニューは必要です。
試作ができれば、テスト販売・モニター調査でお客様の声を集めるなど、
事業化に向けての手応えを先に感じておきたいところです。
お客様から見て、数ある選択肢の中で、あなたのお店が選ばれる理由はありますか?
顧客獲得・販売促進
BtoB(事業者向け)の商品・サービスであれば、事前に販路開拓に取り組んでおき、売り先を確保したいところです。
創業に好意的な事業者がおられれば、できれば契約までしておきたいですね。
BtoC(一般消費者向け)であれば、まず創業したことを、ターゲット顧客に知っていただくことからはじまります。事前に広報戦略を練っておきましょう。
例えば、保育園に通う小さな子どもがいる親が30代の家族に新築の家を売りたい工務店であれば、保育園で配布されるような子育て雑誌、小さな子どもが遊びにいく施設でチラシを掲示してもらう、置いてもらう、30代が利用するSNSで宣伝するなどが考えられます。
あまり守備範囲を広く考えすぎず、ターゲット顧客を絞ることで、どこで宣伝すべきかが具体的に見えてきます。
あと、今からの創業では、ホームページ・SNS・ブログの活用は外せないのではないでしょうか。
準備段階から、その様子を実況中継することで、興味のある方や、取引先に状況報告を積極的に行います。
うまく予告できれば、オープン当日には行列ができているというのも夢ではありません。
プレオープンで練習して、混雑しても適切に対応できる体制はしっかり整えておきましょう。プレオープンもスケジュールに組み込みましょう。
人材採用
できる限り、創業当初は家族の手伝いなどでカバーできるのが理想ですが、業態によってはスタッフが最初から必要な場合もあります。
普通に求人広告を出しても人材確保は困難になりつつあります。
人脈で紹介が得られれば理想的ですが、求人広告をする時は、
売り手市場で数ある選択肢の中で、自店が選ばれるよう差別化戦略が必要です。
店舗・事務所決定、設備投資、必要備品購入、許認可の取得
こちらはハード面です。ビジネスモデルによりますが、店舗・事務所を持つ場合は物件探しとその確保が必要です。
設備・備品は中古を活用して段階的にグレードアップしていくなど、できるだけ初期投資は抑えた方が良いように思います。
許認可が必要な場合は、早めに保健所に相談しておきましょう。
【まとめ】スケジュールは月単位で、具体的に
上記4点をふまえて、月単位でスケジュールはできるだけ具体的に書きましょう。
最初は箇条書きで書き、思いついたことがあれば説明文を加えていっても良いと思います。
計画的に、月ごとにすべきことを着実に進めていきましょう。
次回予告
次回はいよいよ最終回、”全体のまとめ”です。4月22日(月)朝5時に配信予定です。
次の記事:全体のまとめ
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<自己紹介>中小企業診断士 岩橋 亮(Twitter名:りょうさん)
1980.11.28生。B型、射手座、左利き 大阪府三島郡島本町育ち。関西大学商学部卒 システムエンジニアで上場企業に就職(千葉・東京)。 自己啓発で中小企業診断士の勉強を開始。資格学校の先生に憧れ中小企業経営に携わるべく 社員20人の税理士法人に転職(京都)。 1度目は足切りに泣き2度目で中小企業診断士合格。経営支援に特化すべく27歳で独立。創業時、廃業の危機を乗り越え軌道に乗り現在14年目 「創業時にお金がかからず、継続的に色々と気軽に相談できる場所があれば」 を具現化しようと 2020.4オンラインバーゆうてんかをオープン
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