自分の子供を入社させたい会社にしよう

 

【こんな方にオススメ】(5段階)
●社員満足経営に挑戦したい・進化させたい ☆☆☆☆☆
●離職率が高い会社からの脱却 ☆☆☆☆☆
●顧客満足の前に社員満足から取り組みたい ☆☆☆☆☆

 

【感謝】
読者のみなさまへ
毎度ありがとうございます。
秋の紅葉がこれからですね。
一足早い紅葉を見に行こうと思っております。
京都でのお仕事では創業100年を超える会社とお会いする機会もあるのですが、共通点として「社員を大切にしている」ということがあるように感じております。
「3代は続かない」と言われますが、後継者の素質も大切ですが、社員がどれだけ会社のことを思ってくれているかもとても重要ではないかと感じます。
社員が経験の浅く、不安も大きい後継者をきちんと支えて盛り立ててくれるのかどうか。
ここが明暗をわける要素の1つではないでしょうか。

【今回のテーマ】
社員満足

【今回の一冊】
◆タイトル:『社員満足の鉄則』
◆著者:志田 貴史
◆出版社:総合法令出版
◆ページ数:235

【レビュー】

●離職率が高い理由

生活できないような低賃金や体を壊すような労働環境でもない限り、賃金や労働時間等の条件は、退職に直結するような要因にはなりにくい。
仕事の意義や魅力を、企業側が新入社員に伝え理解させるという責務を十分に全うできていない。
入社して3年経過の若手社員が退職する理由1位は「会社に将来性がない」まずは会社のビジョンを明確に示し、本人のビジョンも描かせるような取り組みが今後ますます必要。
お金やポストよりも自己成長を重視する傾向の高まり。

本書は、社員満足の必要性を理解し、自社の社員満足をチェックし、「ビジョン」「マネジメント」「ミッション」「企業風土」「職場環境」といった切り口で具体的な処方せんが紹介されております。
体系的に読みやすくまとまっていますので、社員満足経営に挑戦したい、さらに進化させたいという方におすすめです。

(1)3つの視点で経営理念・方針が確立する

・顧客に対してどんな価値を提供していくのか?
・社会に対してどんな意義があり、どんな貢献をしていくのか?
・社員に対してどんな魅力を高めていくのか?

経営理念・方針・ビジョンを策定し、具体的に「見える化」して、社員にきちんと広報する。

(2)承認報酬は足りているか?

「こんなにがんばっているのに、自分のがんばり、苦労が認めてもらえない」
社員の「承認感」が欠乏してくると不満退職の大きな要因のひとつに発展してしまう。
「承認感」には、「存在の承認」「仕事の承認」がある。
「存在の承認」とは、自分の存在に対して気をかけてくれる行為。あいさつなどの声かけなど。
「仕事の承認」とは、仕事内容に対するフィードバックから生まれる承認。過去の仕事へのお礼など。

(3)表彰されることのモチベーション効果

表彰制度は、社員のモチベーションを高め、組織風土に活力をみなぎらせるベーシックな施策の1つ。
一番いいのは、社内で表彰すべき対象を公募して設定する方法。
社員のための制度なので、制度の設計段階から社員に参画させることで、モチベーションを高められる。
「売上トップ賞」「業務改善賞」「ビフォーアフター賞」「コストダウン賞」「カムバック賞」「縁の下の力持ち賞」「新規開拓トップ賞」「5S模範賞」

●そうじの効用

そうじがしっかり実施されていると
「問題が見えるようになる」
「問題発見の感度がUPする」

そうじが行き届いていないと、問題発見の感度が鈍り、結果様々な機会損失が発生し、収益性の悪化を引き起こしてしまう。

・スッキリ5Sデーの設定
・席替え
・時間目標の設定で残業削減
・リフレッシュ休暇制度の設定

といった、職場環境の改善でモチベーションUP現場で働く人が活き活きしていないで、お客さまに心から喜んでもらう仕事をすることは難しいと常々考えています。
本書で社員満足経営をさらに高めてみませんか?

【目次】
はじめに
1章 なぜ今、ES(社員満足)なのか
2章 自社のESを知る!
3章 ESの構造を解き明かす
4章 会社のビジョンでESは向上する
5章 マネジメント力とESを同時に高める
6章 ミッションを与えて、ESを燃え立たせる
7章 ESを高めながら、企業風土を改善する
8章 職場の環境改善は、ESに直結する
9章 明日から始める、希望のある職場
おわりに

 

【今回の一冊】
◆タイトル:『社員満足の鉄則』
◆著者:志田 貴史
◆出版社:総合法令出版
◆ページ数:235

 

【おすすめ度】(5段階)
●総合 ☆☆☆☆☆
●読みやすさ ☆☆☆☆

【関連書籍のレビュー】
『日本でいちばん大切にしたい会社』
『破天荒!―サウスウエスト航空 驚愕の経営』
『ひとり光るみんな光る~バグジー流感動経営~』

 

【編集後記】
知り合いのコンサルタントの方が、
「5Sの指導は必ず成果が上がる」
と言っておられました。
整理整頓もそうですが、社員用トイレをキレイにする。
社員の椅子をより座り心地のいいものに変える。
こういった日々社員が使用するものをよくすることもとても大切ではないかと感じております。
思ったよりも、業績がいい年は、節税対策として社員さんにこういった投資をしてみてはいかがでしょうか。

 

【目指せ200冊レビュー!】
今回で113冊目です。

丹波経営研究会