プロブロガーに学ぶブログの心構え『武器としての書く技術』
【今回のテーマ】
ブログのアクセスUP
【今回の一冊】
◆タイトル:『武器としての書く技術』
◆著者:イケダハヤト
◆出版社:中経出版
◆ページ数:270ページ
◆2013.6.18
【こんな方にオススメ】(5段階)
● ブログのアクセス数を増やしたい ☆☆☆☆☆
● ブログの心構えを学びたい ☆☆☆☆
● ブログで稼ぐ方法を知りたい ☆☆☆
【レビュー】
●月70万回閲覧され、50万を稼ぐ
僕は月に40万文字を書き続け、月に70万回閲覧され、金額にして約50万円を稼ぎだしています。
書くことで毎日を過ごし、稼ぎ、生きています。
大企業でもいつ倒産するかわからない不安定な時代を
まさに「書く技術」を武器に生きているわけです。
イケダハヤト氏はプロブロガーです。
最新のブログ記事を拝見すると現在は250万PV、月収益150万円とのこと。
東京から高知の山奥に移住されています。
月数十万PVのプロブロガーの友人に教えられたことがきっかけで知りました。
私も街中から山奥に引っ越しているので共感する点が多く、
フェイスブックページもよく拝見しています。
私は本業は中小企業を訪問しての経営支援で、ブログは細々と続けていただけでした。
昨年からワードプレスにホームページを引っ越し、ブログにも今まで以上に力を入れようと思っています。
私が支援している事業者はとても誠実で真面目に仕事をしておられます。
一方で、ITが苦手で、ネットが怖いという方も多数おられます。
広告宣伝費にかけられる資金的余裕は少ない一方で、やる気があれば情報発信を行う労力はかけられる方も多いです。
そういった方の苦手意識を取り除き、最初の一歩のきっかけを提供しています。
あるいは、今取り組まれていることをよりよくするための提案をしています。
ホームページ・ブログ・SNSの起ち上げを支援するためにもまずは自分からと思っています。
そのためにも本物のプロの方にどんどん学んで行きたいと思います。
今回の書籍では特にブログを書く心構えについて勉強させていただきました。
(1)弱気キーワードを削り、炎上を恐れない
「~だと思います」「~な気がします」「~かもしれません」という弱気キーワードを削ってください。
あなたの言いたいことは思ったほど伝わらない。
表現はちょっと強めぐらいでちょうどいいのです。
心からそう思うなら言い切っちゃいましょう。
「これは本心なんだけど、ちょっと言いにくいな・・・」と思えるようなことは、実は多くの人が「誰かに言ってほしい」と願っていることでもあります。
恐れを取り払い、自分の意見をためらわずに発信できるようになること、これは価値あるブログを書く上で重要なポイントです。
しょっちゅう「炎上」している人間からすると、みんなビビりすぎです。
先日も、とある記事がきっかけで、8万人ほどの方がぼくのブログに押し寄せ、大量の批判コメントを残して去っていきました。
しかし、ぼくの人生には何の影響もありませんでした。
ぼくのブログが炎上したことを知っている人間なんて、日本の人口の0.01%以下です。
本音を語って炎上することなんて、大海に海を投げ込むようなものです。
弱気キーワード、過去記事に結構あるような気がしてドキッとしました。
経験を、積み重ね、自信をつけていくと言い切れる要素も増えてきます
同業他社や周囲の人を意識すると何も書けなくなってしまうという声も聞きますが、本当に知ってほしい人を描き、その人の心に響く内容を書くことが重要です。
炎上するということは、それだけ普段から注目されている、アクセスがあるということ。
改善支援をしている先を見回しても、当ブログも含めて、それだけ多く見られる存在になるということに専念すべきケースが大半です。
注目されるということはそれだけ尖ったものがあるということ。賛否が出て当然です。
ちなみに友人のプロブロガーは炎上したことがないそうです。
書き方のスタンスによってさまざまなんですね。
(2)タイトルは数字を強調する
「ラーメン大好き人間が教える最高のラーメン屋まとめ」よりも「年間500杯のラーメンを楽しむマニアが教える、最高のラーメン屋15件まとめ」の方が読まれる可能性は高い。
具体的な記事の内容・文章量をイメージさせ、「どれどれ、見てみようかな」という気にさせる。
以下は、ぼくのブログ記事で人気を集めたものです。
「年間100回近く人前で話してわかった、プレゼンにおける5つの学び」
「2012年、500冊ほど本を読みました。特にシビれた15冊をご紹介」
支援先には、「新聞・雑誌の見出し、本で目にとまったものに注目してください」と言います。
ブログのタイトルは検索結果でもあります。GoogleやYahoo!で検索結果が表示されるとき、このタイトルの内容で多くの人がクリックするかどうかを決めます。
私のブログでも、「○○の書き方」「○○の6ステップ」「【まとめ】○○12選」「○○8つのチェックポイント」などの記事がよく読まれています。
プロブロガーの方の人気記事のタイトルは秀逸です。
たいていのプロブロガーさんが人気記事を一覧等で表示されているので、どのようなタイトルにしているのか、マネできないかチェックしてみてください。
(3)ネタ切れしないためのたった1つの条件
ネタ切れせず書き続けるためには、「自分が飽くなき情熱を持っていること」をテーマにすべきです。
たとえばパン作りに対して興味がない人が、「パン作り」をテーマにしたブログを毎日更新するのは難しいでしょう。
しかし、本当に強い情熱を持っているパン作りマニアであれば、そうそう簡単にネタ切れすることはありません。
「今日焼いたパンのタネの配合、発酵時間、加熱時間」をブログで報告していくだけで、365日ネタが切れることはありません。
同じようにパン作りを趣味とする人たちにとっては貴重な情報になりうるでしょう。
「継続できるだけのネタがない」ということは、イコール「情熱がない」ということです。
好きなことはニッチなことでも構いません。むしろニッチなほど価値があります。
自信を持って、好きなことにまつわる情報を発信、記録していきましょう。
これはSNSの情報発信でも言えます。まさに「好きこそものの上手なれ」「惚れて通えば千里も一里」です。
まがいなりにも創業当初から私が8年間本の紹介を続けられたのは、読書が好きだからです。どんな本にも何か優れた点があり、それを学ぼうと思っているからです。
好きでなければ、見ている方の心にも響きません。
業務で仕方なくブログやSNSをしているのなら、しない方が良いと考えています。
情報発信だけでなく、提供する商品・サービスについても情熱の有無はそのまま業績につながっています。
経営者に情熱がない商品・サービスを販売促進で売ることは至難です。
逆に経営者に情熱があり、商品・サービスにそれが反映されているものは伝え方を変えるだけでも売れるようになることがあります。
仕事に情熱が持てないのであれば、情熱を持てるように初心を思い出し、奮起するか、情熱の持てる仕事に変えることが必要です。
書いていて、私自身も情熱を持てない仕事は引き受けるべきではないと再認識できました。
●毎月5万円稼ぐには?ブログはストック型ビジネス
あらゆるビジネスがそうであるように、ブログでお金を稼ぐのは簡単ではない。
毎月5万円を稼ぐには、最低でも月間7~8PV(ページビュー:閲覧回数)できれば10万PVはほしいところです。
よほど文章を書くのがうまくないかぎり、最初のうちはせいぜい毎月数千円のお小遣いをゲットできるという程度にとどまるでしょう。
ブログというのは「ストック型ビジネス」
継続的に更新を続け、大量の記事をブログの中に格納できれば、それらの記事が検索エンジンからのアクセスを稼ぐことになり、極論、何もしなくてもそれなりのアクセスが定常的に訪れることになる。
現在3000記事を格闘しており、それらの記事だけで月間で15万PVを稼ぎだしてくれています。
過去の記事が増えていけばいくほど、それは座布団のようにアクセスを積み増ししてくれるわけです。
ブログは宝くじのような「一発当てる」ビジネスではなく、こつこつと畑を耕すような、ストック型のビジネス。
中小企業経営者の視点でいえば、おそらくブログだけで今後生活していこうという方はほとんどおられないでしょう。
ブログで顧客や見込み客が興味のある情報発信を行い、本業のビジネスにつなげるという目的が多いです。
イケダハヤト氏は毎年1800本ペースで記事を更新し続けているとのこと。1日5~6記事ペースですね。
それをおそらく無理ではないでしょうか。
私は書き続けることが大切だといつもお伝えしています。
そのためには、情熱をもって記事をかけるテーマ・仕事・商品・サービスであることが第一です。
その上で、個人のパソコンスキルやブログ執筆に現実的に使える時間をあきらかにし、書くことを習慣化することです。
ブログを書く回数は多い方がいいです。ある1日1記事書かれている林業の方は、無料ブログから多くの反響(問い合わせ)を得ています。
少なくとも月に1回は書きたいところです。あまりアクセス数は伸びませんが、ぼちぼち継続できるのであれば良いです。
それ以上間が空いてしまうのであれば、ブログには向かないです。情熱の再点検が必要かもしれません。ホームページに情報を盛り込み、年に1~2回更新するといった運用が妥当と思われます。
私はイチローの安打記録のように1つ1つ積み重ねることが好きです。
なので、ブログとは相性が良いように思います。
本業の忙しさを理由にせず、更新頻度と旧ブログからの加筆・引っ越しに取り組みたいと思います。
【目次】
はじめに 新しい時代には新しい「書く技術」を
1章 文章が残念な人の10の特徴
2章 凡人の文章を最強の文章に変える10の魔法
3章 月40万字書き続けるぼくの12の秘密
4章 ここまで公開していいのか?書いて月50万円稼ぐ法
5章 書く技術はこんなに人生をユタカにする
おわりに 書くだけで人生は変わる
【今回の一冊】
◆タイトル:『武器としての書く技術』
◆著者:イケダハヤト
◆出版社:中経出版
◆ページ数:270ページ
◆2013.6.18
【おすすめ度】(5段階)
●総合 ☆☆☆☆
●読みやすさ ☆☆☆☆
【関連書籍のレビュー】
ブログでまとめ記事・関連記事を書く
『必ず結果が出るブログ運営テクニック100』
●ブログがWebでの「ホーム」になる
(1)ブログを続ける秘訣は「楽しんで書く」こと
(2)よく読まれている記事の関連記事を書く
(3)力を入れて書いたテーマの「まとめ」記事を書く
●ブロガー2つのタイプと「ブログで食べていく」2つの意味
WEB集客の実践ポイント
『金がないなら頭を使え 頭がないなら手を動かせ』
●Googleに評価され、アクセスが取れるコンテンツの基本3点セット
(1)サイト開設と運用は投資であると考えるべし
(2)来店を目指すならGoogle+ローカルページは必須
(3)ネットから大衆まで認知を広げる4ステップ
●サイトにしっかり人を集めるには?
コンテンツマーケティングとは?
『いちばんやさしいコンテンツマーケティングの教本』
●コンテンツマーケティングとは?
(1)まず存在を見つけてもらうことから
(2)理想の顧客像を明確にする
(3)コンテンツの全体像を先にイメージしておく
●コンテンツマーケティング成功の3つのポイント
【関連ブログ】
【関連サイト】
まだ東京で消耗してるの?
【編集後記】
「仕事に情熱はあり、知識・ノウハウ・経験はたくさん詰まっているが、文章にできない。」
こういう方も中小企業の経営者には多くいらっしゃいます。
補助金やビジネスプランコンテストの事業計画書作成にしばしば外部専門家を活用されるのはこういった方です。
ブログでも同じことが当てはまります。
ブログを起ち上げ、書き方をお教えしてもなかなか書けない方がおられます。
そこで、その場でいろいろ話を聞きながらこちらで文章を作成していくと、いい文章に仕上がります。
中小企業経営者から話を引き出して、ブログにしていく。
そういった代行サービスが手軽に利用できればいいのになとよく思います。
そのためには、以下の3点が必要です。
・顧客として利用してみる
・一度は直接訪問してお話を伺い、現場を見せてもらう
・経営者と信頼関係を構築する
【目指せ300冊レビュー!】
今回で206目です。
【最新の書籍紹介はこちらで掲載しています】
【過去の書籍紹介はこちらのブログに書いていました】
【おわりに】
最後までお読みくださりありがとうございました。
今後とも引き続き、よろしくお願いいたします。
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