Facebookの広告効果を高める方法『Facebook広告運用ガイド』
【今回のテーマ】
Facebook広告
【今回の一冊】
◆タイトル:『Facebook広告運用ガイド』
◆著者:岡弘 和人
◆出版社:翔泳社
◆ページ数:192ページ
◆2015.12.18
【こんな方にオススメ】(5段階)
●Facebook広告を本気で運用したい ☆☆☆☆☆
●Facebook広告がうまく活用できていない ☆☆☆☆
●Facebookでどのような広告ができるのか操作方法も知りたい ☆☆☆☆
【レビュー】
●ローカルビジネスのターゲット3つの切り口
Facebookユーザーは「年齢」と「性別」だけは必ず入力しなければならない。
「年齢」と「性別」による絞り込みはFacebook広告ならではのメリット。
リアル店舗への集客など、ローカルビジネスでFacebook広告を利用する場合は、「地域」も加えてターゲティング。
最近はFacebookを起ち上げ、広告にチャレンジされる方も増えてきています。
「年齢」「性別」「地域」。この3つは地域密着型のお店やサービス業ではとても重要ですね。
趣味や関心といった情報もfacebookには登録できますが、登録していない人の方が断然多いです。
基本的なことですが、こういった絞り込みができるのがfacebook広告の魅力です。
facebookの広告は低予算でも投稿できます。
本書はfacebook広告を本格的に運用したい方におすすめです。
実際の操作画面の貼り付けも多く、具体的な方法と考え方を習得できます。
(1)人の画像を使うコツ
Facebookユーザーとして利用する際、どんな投稿に「いいね!」がついているか、チェックしてみる。
投稿者本人、その家族、友人などをスマートフォンで撮影した写真付きの投稿が多いはず。
人物の写真は注目を引きつけ、共感を呼ぶ。
人物画像はできるだけ、カメラ目線を。
人は見られていると感じると、見てしまう。
ニュースフィードで違和感を抱かせないこと。
『FACEBOOKを最強の営業ツールに変える本』 でも、人の気配がある投稿の重要性を言われていました。
学んでから意識してみると、確かに顔出ししている方が目がいきますし、「いいね!」も多いような気がします。
これは抵抗がある事業者も多いのですが、全くないと無機質な印象になってしまいます。
ある出版社の編集長が言われていました。
「いかに広告と思われないように伝えるかが重要だ。」と。
(2)A/Bテストとは?
2種類の画像と2種類の見出しを比較して実施。
画像と見出しを組み合わせ、合計で4種類の広告を作成。
どの組み合わせの広告がもっとも効果が高いかを見極めていく。
仮設を立て、少ない予算で反応を比較し、その上で本格的な広告宣伝をする。
この結果データの蓄積が会社の財産になり、効率の良い広告につながるんですね。
これはDMでも同じです。
そのためにはDMなどの郵送物でも、効果が測定できる仕組みが必須です。
クーポン券、合言葉、割引特典など、どの情報でもどのパターンの広告で反応があったのかを見極めることは本当に重要です。
そうしないと、効果があるのかないのかが判断できません。
(3)Facebook広告の見出し3要素
・ユーザーメリットを強調する
・不快な状況に共感する
・好奇心を煽る
コピーライティングのコツに共通するものがあります。
ブログのタイトル、ホームページのページタイトルでもアクセスを集めるためには重要なポイントです。
ザ・コピーライティングでは以下の5つのポイントが重要だと言われています。
・得になる
・新情報
・好奇心を刺激だけで終わらせない
・明るい面、プラス面から見て書く
・手っ取り早く簡単にほしいものが手に入る
『ザ・コピーライティング ~心の琴線にふれる言葉の法則~』
逆にFacebookユーザーとして、広告に思わずクリックしたときの自分の心理を検証してみると面白いですね。
「なぜ自分はこの広告をクリックしたのか?」
●Facebook広告の効果測定4つの指標
・CPC(クリック単価)
・CTR(クリック率)
・CVR(コンバージョン率)
・CPA(コンバージョン単価)
・この中でもCPAは非常に重要な指標。
※コンバージョン・・・広告の閲覧者が会員登録・資料請求・商品購入など企業の望む行動を起こすこと
広告は投資した以上の売上・粗利につながってこそ意味があります。
提供する商品・サービスによって、一度購入してもらったらいいのか、
リピートが計算できて、一人の顧客でも購入回数で掛け算して計算できるのかが異なります。
また、そこから口コミがさらに広がる効果もあります。
facebookにおいても、最終目的1件にいくらの費用がかかっているかを意識することはとても大切ですね。
facebook広告を月1万円以内くらいでページの「いいね!」数を増やすという方には向いていませんが、
ランディングページを作成し、会員登録・資料請求・商品購入・予約などの具体的成果につなげたい方におすすめです。
※ランディングページ・・・「広告施策用に制作する、1ページで完結する縦長のページ」
by ランディングページとは?LPの役割やメリットについて初心者向けに解説します!
【目次】
Chapter1 Facebook広告の基本を知ろう
Chapter2 Facebook広告を出稿しよう
Chapter3 効果的な広告投稿の考え方
Chapter4 効果的な広告出稿の準備
Chapter5 広告の効果を測定しよう
Chapter6 Facebook広告のさらに高度な機能を使いこなそう
【今回の一冊】
◆タイトル:『Facebook広告運用ガイド』
◆著者:岡弘 和人
◆出版社:翔泳社
◆ページ数:192ページ
◆2015.12.18
【おすすめ度】(5段階)
●総合 ☆☆☆☆
●読みやすさ ☆☆☆☆
【関連書籍のレビュー記事】
『FACEBOOKを最強の営業ツールに変える本』
●Facebook営業の4要素
(1)宣伝投稿までの「プロセス」を見せる
(2)Facebookの4種類の投稿
(3)人が見える投稿を
●イベントの伝えるべきプロセスは2段階
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【関連サイト】
【編集後記】
あっという間に師走になりました。
慌ただしい日が続きますが、来年の展望を考える時間もつくりたいと思います。
【メールマガジンは2016年で終了。2017年から本ブログは不定期に】
業務全般の見直しの結果、
2017年からは本の紹介ブログは
不定期とさせていただくことにしました。
本の紹介以上に、現場を通じて学んだことなどを
ブログで更新していく方針にします。
もちろん読書はずっと続けていますし、
今後も「これは!」というものは紹介していきます。
同時にメールマガジンは2016年を持ちまして
終了させていただきます。
長い間の購読ありがとうございました。
【目指せ300冊レビュー!】
今回で214目です。
【最新の書籍紹介はこちらで掲載しています】
【過去の書籍紹介はこちらのブログに書いていました】
【おわりに】
最後までお読みくださりありがとうございました。
今後とも引き続き、よろしくお願いいたします。
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