1.創業に必要なこと

ここから本編に入っていきます。

まずはどのような分野で創業するのが良いのかを考えてみましょう。

 

好きこそものの上手なれ

これは本田健さんおユダヤ人大富豪の教えのマトリックスです。

縦軸にお金がたくさん入るか、お金にならないか。

横軸に嫌いなことをやる人生、好きなことをやる人生。

この考え方に私も賛成です。

人生で仕事にかける時間はとても長いです。

それを嫌いな仕事で過ごすことは私はできませんでした。

今の仕事が左側であれば、新しいことにチャレンジした方が良いかもしれません。

 

サラリーマン時代は、どちらかというと、お金にはなるが嫌いな仕事をしていました。

でも、その時その時、学習してベストを尽くそうとはしていました。

面白い部分もありましたし、人間関係も良好だったと思います。

 

独立すると、お金にならず、好きなことをやる人生がはじまりました。

しかし、駆け出しの頃は好きなことをする仕事率は低く、とにかく何でも必死でさせていただきました。

また、中小企業診断士という新たな世界で、何が好きで嫌いかがはじめはわかりませんでした。

多くの機会をいただく中で、得手・不得手が見えてきました。

10年起った今は、得手で好きな仕事の割合を意識して増やすようになりました。

 

創業に適した事業とは?

途中で方向転換もあるでしょうが、創業すると、それ以降の長い人生をその仕事に費やすことになります。

また、継続的な改良・革新に取り組まないと、同業他社に追い抜かれてしまいます。

「その道を極めたい」と心から思える分野、

周りからみたら「よくやるわ」と思われても、本人は好きだから喜々として取り組めることを仕事にするのが理想的です。

自分の好きに素直になりましょう。

これが人生で実現したいこと・好きなことです。

人生における自分の価値観も大切なように思います。

例えば、街中で狭い集合住宅に住んで、朝早く出社して夜遅く帰宅するよりも、

街に仕事に行くのは面倒だが、自然あふれる環境で自宅兼事務所にし、

家族と一緒に過ごす時間をより多く持ちたい。

というような、ライフスタイルの選択も価値観に基いて導き出されます。

 

創業する以上、何か卓越したものがないと、仕事をもらえません。

そのためにはこれまでに培った知識・経験を活かす必要があります。

私の場合は、情報システム会社・税理士法人での勤務があったことから、お金をかけないIT活用や財務コンサルティングが初めの武器でした。勤務経験も長くなく、武器と言えるほど高めきれてもいなかったので、初期はとても苦労しました。

「独立してやめても、あなたにこの仕事はお願いしたい」

と顧客に言われるくらい、知識と経験は高い方が創業時が楽です。

ただ、私のようにコンサル会社の経験なしで、中小企業診断士として独立し、どうにか続けられている場合もあります。

つまり、異業種で独立したから必ず失敗するということもないと私は考えます。ただ、最初は大変だと思いますが。。。

 

好きなことであり、知識経験が活かせること。

これだけでは不十分です。

顧客・市場・社会が求めていること、「お金を払って買いたい・サービスを利用したい」と思ってもらえないといけません。

何も全く新しいことを提供することはありません。

全く新しいことは、誰もわからないので、受け入れてもらえるまでが大変です。

ただ、今までの業界・他店の仕事に一工夫は必要です。

特に大手チェーンには営業時間等の利便性や価格、品揃えで勝つことは難しいです。

価格以上の価値を見出し、それを伝えることが大切です。

お客様がいること。

創業前からお客様がいる。仕事を確保できていると、スタートはとても楽です。

 

まとめ

好きなこと、知識・経験、顧客ニーズ。

この3つが重なるところで仕事の土俵を決めてもらいたいです。

その上で、安定して生活費と初期投資があった場合はその借入返済を稼ぎ続けられる数値的な裏付けが必要です。

数値計画については、後半で述べます。

創業計画の数値計画は売上・利益をかなり厳しくシミュレーションした方が良いでしょう。

 

次回は、創業動機について、もう少し考えてみたいと思います。

次の記事:誰のための創業?

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丹波経営研究会