【まとめ】事業面の事業計画をつくろう|ブログで創業塾1080
【まとめ】事業面の事業計画をつくろう
事業面のポイントについて、一通り説明してきました。
今回は、そのおさらいです。
市場分析で顧客・市場ニーズをよく把握する
腕や技術・ノウハウに自信がある方ほど、
「これは良い商品に違いない。売れるに決まっている」
と考え、売り手志向で商品開発を行い、思うように売れないということがよくあります。
小さな創業であれば、顧客全体を意識したり、市場シェアを考える必要はありません。
100人に1人、1000人に1人、ネットなら1万人に1人でいいので、特定のニーズ・価値観・悩みを持った顧客に刺さるものを考えましょう。
そのためには、顧客を具体的にイメージすることが大切です。
市場・顧客をよく調査・観察しましょう。
万人受けは、大手に任せましょう。
顧客を絞るということは、それ以外の顧客を捨てるという決断をするということです。
何かを捨てるということはとても勇気がいることです。
でも実はそれは捨てることにはなりません。より多くの人に注目され、今度はその特徴を顧客が都合のよい解釈をして足を運んでくれるようになります。
「誰に」「何を」「どのように」をよく考える
コンセプトをしっかり考えようということですね。
創業となると、ついついお店のネーミングや、店舗の外観・内装などに気をとられてしまいます。
しかし、一本筋の通ったコンセプトがあることはその大前提です。
顧客を具体的に想定し、その顧客が喜ぶ、満足する商品・サービスを用意し、提供する仕組みを確立し、知ってもらい買ってもらう工夫をします。
コンセプトがわかりやすく、おもしろく、なるほどと言われるものをまず固めたいものです。
競合がいる中、あなたのお店を顧客が選ぶ理由は何か
私は今でも顧客の声を自分のビジネスにおいて、重視しています。
専門家、中小企業診断士、経営コンサルタントという人は山程いらっしゃいます。
その中で、なぜ、私を選んでいただいていたのかが知りたいからです。
その一部はお客様の声でご紹介しています。
お客様の声
ここでも、お客様の立場に立って考えましょう。
お客様の視点で、その商品・サービスを買う方法の選択肢を考え、
それぞれを比較検討した上で、あなたのお店が選ばれるかどうか、
何をポイントに選ばれていただけるのか。
これは創業時だけでなく、創業後も継続的にチェックしましょう。
・お客様の声をアンケートを行う。インタビューする。
・インターネット上で口コミを探す。
・接客時に聞いてみる。
お客様の評価している点と、経営者が認識している強みが一致しており、それを進化させている状態が理想的です。
例えば、飲食店で、お客様には料理の味を評価いただいているのに、量販店と価格競争で負けてしまうと考えてしまい、原価を落とし、料理の味を落とすといったことをしないように注意が必要です。
販売促進も大切
販売促進で知ってもらい、来店してもらい、繰り返し利用してもらえる仕掛けをつくること。
これもビジネスを継続する上では非常に重要です。
売上が落ちている企業は、新規客が少なくなっております。また、既存顧客のリピート率も下がっています。
結果、売上が下がってしまっています。
利益率が落ちているということは、お客様に新しい価値を提案できていないことを意味します。
過去につくった商品・サービスは、できた時点から陳腐化がスタートしています。
商品・サービスの新陳代謝は避けられません。諸行無常、盛者必衰です。
「このお店はいつも何か新しいことに取り組んでいる。店舗のレイアウトがよく変わっている。新しい商品・サービス・提案がいつもあって、飽きない」
こう言われることも、新規顧客を引き寄せ、既存顧客が再来店してくださる上でとても重要です。
これまでの内容をもとに、事業面の中身をよく詰めましょう。
次回からはいよいよ数値計画についてです。
次回予告
次回は”事業計画を作ろう〜数値計画編〜”です。9月10日(月)朝5時に配信予定です。
※5月から第二・第四月曜日の月2回投稿に変更し、1回あたりのボリュームを増やしています。
次の記事:事業計画を作ろう~数値計画編~
前の記事:新規顧客獲得と既存顧客のリピート販売促進計画の立て方
最初の記事:はじめに
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<自己紹介>中小企業診断士 岩橋 亮(Twitter名:りょうさん)
1980.11.28生。B型、射手座、左利き 大阪府三島郡島本町育ち。関西大学商学部卒 システムエンジニアで上場企業に就職(千葉・東京)。 自己啓発で中小企業診断士の勉強を開始。資格学校の先生に憧れ中小企業経営に携わるべく 社員20人の税理士法人に転職(京都)。 1度目は足切りに泣き2度目で中小企業診断士合格。経営支援に特化すべく27歳で独立。創業時、廃業の危機を乗り越え軌道に乗り現在14年目 「創業時にお金がかからず、継続的に色々と気軽に相談できる場所があれば」 を具現化しようと 2020.4オンラインバーゆうてんかをオープン
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