~中小企業の新たな挑戦を支援する国の制度です~
知恵とは?
目に見えない、貸借対照表に表現されていない企業の強みです。特許や商標といった知的財産を含めるだけでなく、ノウハウや顧客リスト、企業文化なども含めたもっと広い概念です。
<具体例>
・人的資産
個人の知識、ノウハウ、経験、スキル、対応力
・構造資産
特許権、商標、経営理念、企業文化、
データベース、ネットワークシステム
・関係資産
顧客関係、顧客満足度、
供給業者との関係、金融機関への交渉力
知恵の経営(=知的資産経営)とは?
知恵を認識し、これを活用することで持続的な利益確保と成長を目指す経営。全国的には”知的資産経営”と呼びますが、京都府では”知恵の経営”と呼んでいます。
知恵の経営ナビゲーターとは?
経営者らと協力して、”知恵の経営報告書”を作成し、評価委員会での認証を一緒に目指します。私も先日、知恵の経営ナビゲーターの研修を受け、登録申請を行いました。
知恵の経営報告書とは?
保有する「強み」(知恵)の存在に気付き、その本質を踏まえた上で、自社の成長発展のストーリーを事業計画としてまとめます。
このストーリーを顧客、従業員、金融機関などに客観性、納得性、信憑性を確保しつつわかりやすくレポートします。
知恵の経営報告書作成のメリット
- 自社の本当の強み(知恵)が理解できる。
- 自社の本当の強み(知恵)を外部の人が理解できるようになり、新たなビジネスチャンスのきっかけとなる。
- 従業員が自社のストーリーを今までよりも理解し、存在意義を自覚する。
- 顧客、金融機関に自社のストーリー、強み(知恵)を理解してもらいやすくなる。
知恵の経営報告書の具体的活用例
- 後継者が自社のことをもっとよく理解し、これから何をすべきかが明確に
- 2~3年で変わる銀行の新しい担当者に自社のことをよく知ってもらう
- 中小企業にとって、京都府等公的機関の認証=信用は大きい
知恵の経営報告書認証のメリット
- 京都府の低利子融資制度を活用できる可能性がある。
- 公表すると、京都府のホームページに掲載される。
情報公開は必ずしなければならないのか?
報告書の活用方法は大きく5つに整理されます。
- 顧客獲得
- 資金確保
- 従業員教育
- 従業員採用
- その他
それぞれの活用目的に応じて公開する範囲を
設定すれば良いと思います。
多くの人に知ってもらい、新たなビジネスチャンスを
つかみたい場合は、ホームページでの公開や認証制度を
積極的に活用すればいいと思います。
また、従業員教育など内部の強化に活用したい
場合は公開する必要はありません。
公開されている知恵の経営報告書を見てみたい
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知恵の経営についてもっと詳しく知りたい
京都府の知恵の経営ナビゲーター一覧もこちらで
確認できます。もうすぐ、私も掲載されるはずです。
知恵の経営のススメ
知恵の経営に挑戦するには
京都府の承認を目的とされる場合は、承認されるまでサポートさせていただきます。京都府では京都商工会議所や商工会連合会が実践セミナーを開催されており、当方もセミナー講師や登録専門家として作成のお手伝いをさせていただいております。 |
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