お客様の声の底力!『売れた!売れた!お客様の声で売れました!』
【今回のテーマ】
お客様の声で商売繁盛
【今回の一冊】
◆タイトル:売れた!売れた!お客様の声で売れました!
◆著者:じじや社長 秋武 政道
◆出版社:大和出版
◆ページ数:251
【こんな方にオススメ】(5段階)
●自社に売る力がない ☆☆☆☆☆
●自社の商品・サービスの「独自のウリ」がわからない ☆☆☆☆☆
●口コミがなかなか広がらない ☆☆☆☆
【レビュー】
●真面目な商売人だからこそやるべきこと
「広告物に『お客様の声』を載せなさい」
私は、売上げアップをしたい真面目な商売人には、今すぐにでもお客様の声を集めて、お客様から応援をしてもらうことを強くおすすめします。
ぜひ継続的にお客様の声を集めてください。
「お客様の声」こそが、お客様と良好な関係を築き、どんなときでも一番の勇気を与えてくれ、会社を救ってくれる神様のようなものだと思うのです。
本書は、経営危機に陥っていた、門司港の干物屋さんが、お客様の声を書いていただくようになってから、劇的に経営が改善したことから、「お客様の声」の効果と、具体的な集め方、活用方法について書かれています。
本書でいう「お客様の声」とは、クレームや問題点を聞くものではなく、喜びの声や、他社とは違い自社のウリを導き出すものです。
みなさまも「魔法のシート」で、経営改善に取り組んでみてはいかがでしょうか。真面目でお客様と誠実に向き合ってこられた会社におすすめの手法です。
(1)「お客様の声」を集めて起きた劇的な変化
1.商品が売れはじめた!
2.口コミが加速し、紹介が増えた!
3.ブランド力がついてくる!熱狂的なファンが増えた!
4.マスコミに続々と紹介され始めた!
5.社員のモチベーションがはね上がった!
「社長、だった他にも給料が高い会社はあると思うし、『じじや』ではいつも勉強ばかりさせられているから、かなりつらいけど、こんなにお客様からお褒めの言葉をもらえる会社ってないと思うんですよね。しかも、ときには名指しで褒めていただくことまでるし・・・。だから楽チンな会社で給料をもらうより、ここで働いた方が楽しいし、そもそもここで働いていること自体が自慢なんですよ、アハハハ」
6.取引先からの信頼度が上がった!
7.独自のウリがわかった!
(2)ここを勘違いすると、すべてが台なしになる
1.お客様の声は、クレームではなく、
「お褒めの言葉」「喜びの声」を集めること2.お客様の声の形式は、アンケートではなく、
感想文であること
(3)「ファイリング」なくして活用の道はなし
「お客様の声」が集まりだしたら、何よりも先にやってほしいことがあります。
それは、お客様の声をきちんと「ファイリング」するということです。
背表紙に「お客様の声」とデカデカと書き込みましょう。
そして1通1通「番号」をつけてファイルし、いつでもだれでも、社員でもお客様でも見られるようにしていくことが大切です。
●販促ツールに載せるコツ
1.たくさん載せる
2.実名で載せる
3.実物を載せる
筆者が実際に実践されたことをまとめた本なので、実際に行動することは、ハードルが低く、すぐに着手できる内容が多いと思います。
中小企業や小さなお店は本当の魅力を引き出し、それを外部に伝えることが苦手な会社が多いように日々感じています。
その突破口となり得るのが「お客様の声」だと思います。
【目次】
はじめに―「お客様の声」があなたの会社を劇的に変える!
序章 奇跡の大逆転は「たった1枚のシート」から始まった!
第1章 やらなきゃ損!「お客様の声」はいいことだらけ
第2章 大切なのはクレームか?それとも「お褒めの言葉」か?
第3章 ズバリ、これが「お客様の超え」を集める究極の秘訣だ!
第4章 ここがキモ、「お客様の声」はこうして活かせ!
第5章 実践!「お客様の声」に取り組んで本当によかった!!
おわりに―すべての方々に心からの感謝を込めて
【今回の一冊】
◆タイトル:売れた!売れた!お客様の声で売れました!
◆著者:じじや社長 秋武 政道
◆出版社:大和出版
◆ページ数:251
【おすすめ度】(5段階)
●総合 ☆☆☆☆☆
●読みやすさ ☆☆☆☆
【関連書籍のレビュー】
【編集後記】
ちなみにじじやさんは、ホームページでも
お客様の声をたくさん紹介しているので、
良かったらご覧ください。
自社のファンにかこまれて、商売ができたら
日々がとても楽しくて、充実しますね。
また、社員も「この会社で働いて良かった」と
思ってもらえるのではないでしょうか。
「お客様の声」は社内にも大きなプラスの
効果を生み出します。
【目指せ200冊レビュー!】
今回で122冊目です。
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