【コンセプト事例】製造業『ビクセン』(カンブリア宮殿まとめ)
コンセプト
星の感動体験を売る天体望遠鏡メーカー
<過去>
誰に:男性客に
何を:天体望遠鏡を ※5万円台
どのように:販売店で
<新たな試み1>
誰に:若い女性に
何を:手軽でかわいい双眼鏡を ※8640円
どのように:野外の音楽ライブで「昼はライブを夜は星空を」と提案
<新たな試み2>
誰に:キャンプ好きなファミリー層に
何を:双眼鏡を
どのように:キャンプ場の現地で、星空の観察体験で
※当方解釈
ミッションとビジョン
ミッション:自然科学応援企業であること
ビジョン:星を見せる会社になること
トップメッセージ:星を見せる会社として、時代や文化をつくりだす
販売促進
・年200回星空観察イベントを開催。セールスはしないで、肉眼との違いを体験してもらうのが最高のセールストーク
・望遠鏡は一人だけの体験
・宙ガールを増やす
・中学、高校の天文部をボランティアでサポート
メモ
国内シェア6割
大手は天体望遠鏡から撤退
望遠鏡は1人だけの体験
新妻社長は会計事務所で勤務経験があり、それにより外部の視点で自社を客観的に見ることができた
コメント
カンブリア宮殿で紹介されるのが私への良いセールストークかもしれません(笑)
山奥に住んでいるので、天気が良ければ割と星は見えるのですが、あまり見ていませんでした。
天体観測を集客のネタ、夜のイベントにしようかと思い、双眼鏡の導入をさっそく検討しました。
メイン製品(バックエンド商品)がなかなか購入されない場合、このように手軽にきっかけづくりになるフロントエンド商品をつくることはとても有効で、見事な成功例だと感じました。
天体観測では、実は普通に使われている双眼鏡に着目し、今までの男性客ではなく、若い女性客をターゲットにすることで新市場を開拓されました。
イベントを活用し、でファンを増やしていくのは、こだわりメーカーならではの手法ですね。スノーピークさんもそうでした。
若い女性層の次にキャンプ好きのファミリー層に着目されたのもなるほどなと感じました。北海道旅行の時、旭岳の旭岳青少年野営場で流れ星が見られて感動したことを思い出しました。山にキャンプに行くと、星空も大きな魅力です。基本から星空の楽しみ方をレクチャーしてもらえると、とても嬉しいですね。
参考サイト
ビクセンHP
星のイベントは年200超!感動で市場を創る天体望遠鏡メーカー ビクセン社長 新妻和重(にいずまかずしげ)
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