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事業計画書の活用|ブログで創業塾0200

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事業計画書の活用(PDCAサイクル)

今回は事業計画書を書いただけで、融資や補助金を得られたらそれで終わりにせず、どのように活用するかについて説明します。

その時に、知っていただきたいのがこのPDCAサイクルです。

これをぐるぐるぐるぐる回すことで、経営の経験値を貯め、レベルアップしていきます。

1.PLAN 計画を立てる

まずは計画を立てます。創業計画書を作成することも、ここにあてはまります。

実行段階では、月単位・週単位の目標・行動計画を立てて、実行します。

ここで重要なのは、日々のルーティンワーク+αで行うことを行動計画に落とし込むことです。

計画がなく、漠然と日々を過ごしていては、日々の目の前の仕事だけに追われて時間が過ぎ去ってしまいます。

それでは事業の進歩・進化がありません。

進歩・進化がないということは、商品・サービスの魅力が下がり、他店に追い抜かれていき、顧客の支持(数値で言えば売上・利益)が下がるということです。

目の前の仕事に加えて、

「急ぎではないが、これを今しておけば、将来良い展開につながるだろう」

と思うことを着実に実践することです。

例えば、新たな技術を習得する研修を受ける、スタッフ教育をする、ホームページを更新する、マニュアルを作成し、もっと仕事を任せられるようにする、販促ツールをつくる、時流に乗っているSNSを起ち上げる、などです。

こういった意識を日々しているかどうかで、5年後、10年後の結果が大きく変わってきます。

時間・お金の一部を将来に向けて投資するという発想を持ちましょう。

2.Do 実行する

計画で考えたことを実行します。

不振企業に見られる傾向として、

Planがなく、目の前の仕事のDoをひたすら繰り返している、という行動パターンがあります。

何のためにしているのか、将来どうしたいのか、そういった意識を頭に入れて行動したいのですが、これがなかなか難しい。

計画の最大の問題点は、

「忘れる」

ことです。

そして、時間はあっという間に過ぎ去ってしまいます。

なので、

「思い出す仕組み」

が必要です。

例えば、毎日必ず目にするところに行動計画を貼っておく、行動計画を確認する時間を持つ、などの工夫が考えられます。

計画を時々思い出し、行動をより意味あるものにしましょう。

3.Check 評価する 4.Act 見直す

計画を立て、行動したら進捗をチェックします。

これをしないと、急ぎではない大切なことがどんどん先延ばしにされ、事業が進化しません。

見直す場を持つことを習慣化することをオススメします。

できれば、外部の人に付き合ってもらうのが良いです。

強い自制心があれば大丈夫ですが、そこまで心が強くないという方には特にオススメです。

今月の行動計画とその実施状況について報告し、翌月の行動計画を考えます。

振り返ることなく、行動しっぱなしにせず、見直すことで経営が改善されていきます。

おわりに

PDCAサイクルで大事なのは、質と量の両方だと思っています。

質とは、目的・目標を深く考え、行動について良くても悪くても原因を追求します。

そして、状況に応じた次の一手を打ちます。

この中身の深さ・濃さが重要です。

量とはこのPDCAサイクルを1年に何回行うかです。

年に1回しか振り返り、計画を立てることをしないのであれば、その内容は実施段階でほとんど忘れてしまいます。

私はしっかりしたPDCAは毎月実施するのが良いと考えています。

月間計画を週単位・日単位に落とし込み、着実に実行しましょう。

5年で考えると、1年に1回なら5回、半年に1回なら10回、毎月なら60回です。

これは車でいうエンジンのようなもので、回転数が早いほど、前に進みます。

質と量の両面で、PDCAサイクルを少しずつでもレベルアップしていきましょう。

次回予告

次回は個人事業と法人のメリット・デメリットについてです。

次の記事:個人事業と法人のメリット・デメリット

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最初の記事:はじめに

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<自己紹介>中小企業診断士 岩橋 亮(Twitter名:りょうさん)
1980.11.28生。B型、射手座、左利き 大阪府三島郡島本町育ち。関西大学商学部卒 システムエンジニアで上場企業に就職(千葉・東京)。 自己啓発で中小企業診断士の勉強を開始。資格学校の先生に憧れ中小企業経営に携わるべく 社員20人の税理士法人に転職(京都)。 1度目は足切りに泣き2度目で中小企業診断士合格。経営支援に特化すべく27歳で独立。創業時、廃業の危機を乗り越え軌道に乗り現在14年目 「創業時にお金がかからず、継続的に色々と気軽に相談できる場所があれば」 を具現化しようと 2020.4オンラインバーゆうてんかをオープン

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