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中小企業経営者がビジネス書を実践に活用するための3ステップ

星野社長の読書法

今回は番外編として、読書と実践方法について考えてみたいと思います。
きっかけは、『星野リゾートの教科書』の冒頭で、星野社長がどのように読書をしているかについて書かれていたことです。

以下、要点を抜粋したものを引用します。

経営改革に取り組んできた私の実感として、2つの点で、教科書が中小企業の経営に役立つと考えている。

1つは、教科書の内容を社内に浸透させやすく、理論に沿った方向転換もしやすい点だ。

もう1つは、経営リスクを減らす意義が大きい点だ。中小企業の経営者はリスクに対して敏感であるべきだ。

教科書を経営に生かし、誤った経営判断をするリスクを減らすことは有益である。

 

【ステップ1】本を探す

 

・注目するのは、書棚に1冊だけ置いてあるような本。

 流行の波を乗り越えて、体系化された理論として生き残り、定石として一般的に認知されている。

・数ページ読んでも「ピンとこない」という場合。これは「理論が難解すぎて手に負えない」
というケースと、「本がテーマとして扱っている課題が自社の課題と合致しない」という2つの理由が考えられる。

 

【ステップ2】読む

 

「自社にどのように当てはめればいいのか」「どこを変える必要があるのか」と考えながら読む。
・常に持って歩いて読むことが多い。


【ステップ3】実践する

 

・理論をつまみ食いしたりせず、100%教科書通りにやってみること。

 

岩橋の場合、

 

【ステップ1】本を探す

初めてのテーマで、まず概要を理解する場合は、図解が多く、わかりやすさを重視された書籍を選択します。

既にある程度知識があるテーマでより深掘りする必要がある時は、そのテーマに関する書籍を3冊選びます。

なぜ3冊かというと、1冊では考え方に偏りがあるためです。

その3冊をいかに選ぶかですが、最近は山奥に住んでいることもあり、レビューを参考にアマゾン等で購入することが多いです。

大きな書店に行って、目次等を確かめながら選ぶ場合もあります。

以前はこの方法が主流でした。

また、星野社長と同じく、本は自分の現状にとっての”旬”があり、そのタイミングを外したものはあまり頭に入って来ず、読書も進みません。

しかし、今、直面している課題にタイムリーなものはどんどん頭に入りますし、夢中で読み進められます。

本を読むにあたっては、「今、読むべき内容の本か?」がとても大切だと思います。

先行して購入してしまっていて、未読の山にすぐなってしまうところが課題です。

 

【ステップ2】読む

 

同じく、現状の課題に具体的にどう当てはめられるかを考えながら読みます。

私の場合は車の中や、訪問先での待ち時間等細切れ時間で基本的に読んでいます。

以前はフォトリーディングに挑戦したり、マインドマップで読書後にまとめたりしていましたが、現在は「なるほど」と思ったところにミニふせんをつけています。毎回ふせんだらけになっていますが・・・。

そして、学んだ点があった本については当ブログに書いています。

これは”書く”というアウトプットをすることで、私自身にもさらに頭に入る効果があります。

また、身近な人に読書をして発見したこと、面白いと思ったこと、やってみようと思ったことを伝えることも、知識を自分の頭に根付かせるとても良い方法だと思います。

 

【ステップ3】実践する

 

タイムリーな課題に対応した本は自ずと実践につながります。

例えば、『売れた!売れた!お客様の声で売れました!』を通じて、お客様の声の活用の重要性を説得力をもって伝えられるようになりました。

また、「1回きりのお客様」を「100回客」に育てなさい!『不景気でも儲かり続ける店がしていること』などを通じて、既存客をリピート客にすることの大切さを具体的に伝えられるようになりました。

ただ、つまみ食いをしていて、大切な点を見落としていないかのチェックをしないとと今回痛感いたしました。

類似のテーマでも何回も何回も繰り返し学ぶことで、それが自分の考えとなっていき、自分流の実践方法につながっていきます。

ということで、

1.ビジネス書は現在の課題にタイムリーな書籍を選び、
2.常に持ち歩いて、隙間時間を読書に有効活用して、
3.「これは!」と思ったことは熱が冷めないうちに行動につなげること

で、意味ある読書に今後もしていきたいと思います。

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