実名のメリット・デメリット・フェイスブックページ・グループの基本『 facebookが2時間でマスターできる本』
6億人とつながる世界最強ネットワークの超簡単活用マニュアル
【今回のテーマ】
facebook活用
【今回の一冊】
◆タイトル: facebookが2時間でマスターできる本
◆著者:株式会社レッカ社
◆出版社:PHP文庫
◆ページ数:221
【こんな方にオススメ】(5段階)
●手っ取り早くfacebookの全体像を把握したい ☆☆☆☆☆
●facebookの機能を一通り抑えたい ☆☆☆☆
●画面付のfacebookの取り扱い説明書代わりに使いたい ☆☆☆☆
【レビュー】
●世界を席巻したフェイスブック
フェイスブックは、2004年、ハーバード大学の学生だったマーク・ザッカーバーグによって作られたSNSで、誕生からわずか7年で約6億人のユーザーを獲得し、先行するあらゆるSNSを抜き去り頂点に立った。
世界中の個人同士がつながるフェイスブックのネットワークは、IT業界の巨人「グーグル」を脅かす存在として大きな注目を浴びている。
本書は、フェイスブックの主な特徴、初心者から使いこなすための方法、フェイスブックの機能についてわかりやすくコンパクトにまとめられてあります。
facebookの全容が知りたい方、初めて使う方、機能を使いこなしたい方、におすすめです。
(1)実名登録によるリアルな関係
フェイスブック最大の特徴が「実名での登録」が利用規約に明記されていること。
創始者のザッカーバーグは、
「フェイスブックは実名で使うからこそ、現実の人間関係のままつながることができ、実名を使わない場合は信用されない」
という主旨のコメントを残しており、同姓同名の人物と間違われないように、プロフィール写真に自分の顔写真を使うことも推奨している。
実名登録のメリット
・旧友や同窓生などを探しやすい
・現実の交友関係を補完できる
・情報の発信者が明確で信頼できる
・友人との信頼関係が築きやすい実名登録のデメリット
・個人情報の管理は自己責任
・行動を把握されやすい
・発言に気を使う
・不特定多数との交流は注意が必要
私も実際にフェイスブックで小学生や以前勤めていた会社の方々と再開できました。
「フェイスブックは批判や荒らしが怖くて利用できない」
と言われる方もおられますが、私自身、結構投稿内容も公開していますが、
特に問題や不快な思いをしたことがありません。
実名で公の場での会話であり、批判や中傷はできない空間です。
ただ、個人として運営する場合は顔と名前を知っている人とだけつながることを推奨します。
また、フェイスブックを活用する目的も大切です。それによって誰と友達になるかを明確にする必要があります。
例えば、客商売であればお客様とつながり、お客様の趣味や行動を知り、お店での会話のネタにするのも1つです。
あるいは、友達とだけつながって、うちわでワイワイするのもいいと思います。
うちわで楽しむ場合、仕事つながりの人ともつながると、
「あいつ、仕事休んでこんなことして遊んでいる。」
などと、思われたら困る等気を使ってしまいます。
フェイスブックの利用目的と、それに基いて誰と友達になるか。
この基本方針は明確にしておきましょう。
(2)フェイスブックページ
フェイスブックでは、アカウントさえもっていれば誰でも「Facebookページ」というコミュニティページを作成することができる。
これは企業、団体、ブランド、製品、アーティスト、スポーツチームなどのファンが集まるコミュニティをつくる機能で、企業が公式ファンサイトとして運営できる。
フェイスブックが普及した国ではごく一般的なものになっており、誰もが知っているような大企業は、ほとんどがFacebookページをもっている。
小さな企業がFacebookページを活用したマーケティングを行っていることもめずらしくなく、やり方次第では、企業規模に関係なく数十万単位のファンを集めることが可能。
事業や仕事で活用する場合はフェイスブックページの方がおすすめです。
最近は、数を増やすよりもコアなファンとのつながりを大切にする方が、小さな会社には良いのではないかと感じています。
売り込みよりも、既存のお客さんに知ってほしいことを伝えたり、交流を楽しむことをメインにした方が良いように思います。
(3)グループとは?
グループとは、特定のユーザ同士でつくるコミュニティのことで、メンバー同士で情報を交換したり、動画や写真を共有したりすることができる。
グループによってはメンバーになるには管理人の承認が必要な場合もある。
グループを自ら作る場合、大勢のユーザと活発に交流したいなら「公開」、参加メンバーの情報のみ公開する「非公開」、参加メンバーもコンテンツも非公開にする「秘密」と、3段階でプライバシー設定が可能。
Facebookページは「公式ファンページ」。第三者として特定の企業やアーティストについて情報交換をしたい場合は「グループ」を使用するのが無難。
グループ機能は本当に便利です。
セミナーやワークショップの同期会、同じ趣味や趣向を持つ人のつながりなど、用途はさまざまです。
私もいくつか秘密グループを運営しています。
コンセプトとメンバーを絞ることで、普通のフェイスブックページでは何も語らない人もコメントをするなど、話しやすい場づくりが可能です。
●外部サイトとの連携も多彩
ブログ、Twitter、mixi、YouTube、Ustream、Skype、Flickr(写真共有サイト)など外部サービスとの連携する機能もフェイスブックには整っている。
私もときどきインスタグラムと連携したり、YouTubeの動画を挿入したりします。
インターネットで自分で調べられる方はフェイスブックの使い方も十分に習得できると思いますが、書籍で体系的に学習するのも一つの方法だと思います。
文庫サイズでリーズナブルな点もあり、本書はおすすめです。
【目次と注目ポイント】
はじめに
Chapter1 こんなにすごい!フェイスブックが起こした5つの革命
・急速に普及するターゲティング広告
Chapter2 まずはここから始めよう!フェイスブック
Chapter3 ひとつずつトライ 使ってみよう!フェイスブック
・日記帳を介して情報を発信
・マイアルバムの公開をしよう!
Chapter4 より楽しむワザ 活用しよう! フェイスブック
・携帯メールで写真や動画を投稿
Chapter5 快適に使いこなそう もっと便利に! フェイスブック
・Facebook Toolbarを使う
もっとわかる Q&A
COLUMN
【今回の一冊】
◆タイトル: facebookが2時間でマスターできる本
◆著者:株式会社レッカ社
◆出版社:PHP文庫
◆ページ数:221
【おすすめ度】(5段階)
●総合 ☆☆☆☆
●読みやすさ ☆☆☆☆
【関連書籍のレビュー】
【編集後記】
今年に入ってfacebookをはじめました。※2011.5
といっても、まだ十分に活用できていません。
まだ手探りですが、実名なので、発言に責任が伴う一方、無責任なコメントができない点はいいなと思っています。
新たな出会いを求めるか、現実のコミュニケーションを補完するか。考え方によって、友達の数も大きく変わってきそうです。
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