ものづくり・小規模持続化補助金を申請する前にすべき3ステップ

摂津市商工会などで、補助金申請攻略セミナーをさせていただいています。
補助金申請の事業計画書を作成する前にこの3ステップを踏んでくださいといつもお伝えしています。
1.自社の「強み」を明らかにする
自社の「強み」を活かしているからこそ、他社が容易に模倣できないですし、顧客にとっても魅力が高まります。
事業をしているということは、現在顧客が必ずいるはずです。
同業他社が数ある中で、なぜ、既存顧客は当社を選択してくれているのか。
ぜひ、このことを説得力をもって言葉で伝えられるようになってもらいたいと思います。
審査基準でも、「強みを活かしている。」「技術・ノウハウを活かしている。」といった文言は本当に多いです。
2.市場・顧客が求める「ニーズ」「悩み」「ビジネスチャンス」を明らかにする
「この商品は他の誰にも負けない。」
「この新商品には絶対の自信がある。」
もちろんそうだと思います。しかし、こういった売り手目線のメッセージだけでは高評価を得るのは難しいものです。
顧客が困っていること、悩んでいること、探し求めていることから発想していただきたいと思います。
ある産業機械メーカーは、顧客の現場の声をもとに新製品を開発して、販売に成功しています。
独りよがりにならず、
「市場・顧客がこういったことを求めている。その根拠は・・・。」
と伝えるクセをつけましょう。
3.「強み」を活かし、「チャンス」をものにする新商品・サービス
「1.」と「2.」を組み合わせたものを骨子にしましょうということです。
「強み」と「チャンス」を掛け合わせる。これが、審査する方が論理的にしっくりくるパターンです。
補助金があるからとパッと思いついたアイデアで申請書を書いてもまず受かりません。
また、受かったとしても、本当に実現できる可能性は低いです。
普段から、自社の強みは何か、顧客は何を求めているのかを考え続ける習慣を持つことが説得力のあるビジネスプランにつながります。
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