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中小企業診断士独立体験記01~はじめに~【27歳で独立10年目記念】

中小企業診断士独立体験記
中小企業診断士独立体験記01

はじめに

当ブログにお越しいただき、ありがとうございます。

2008年8月1日に中小企業診断士として独立開業して2017年8月でちょうど10年目となります。

ここでは、中小企業診断士として独立してから現在にいたる流れと、独立して軌道に乗る上でのポイントと感じたことをお話してみたいと思います。

本日から毎週月曜日UPで連載します。

更新履歴

初稿 2017.5.15

更新 2019.2.19 全体的に加筆

この体験記の背景

ここで使用するスライドは、一般社団法人京都府中小企業診断協会が主催する『京都プロコンカレッジ』で、独立体験談を話すために作成したものを加筆・修正したものです。

このプロコンカレッジと、個別にご縁があって中小企業診断士に合格されこれから独立される方に、このスライドをもとに何度かお話させていただきました。

この記事はこんな方にオススメ

・これから中小企業診断士を目指される方

・中小企業診断士に合格して、独立開業を選択肢に入れておられる方

・コンサルティング会社での勤務経験なしで、中小企業診断士として独立したい方

・20代で資格を取り、独立開業したい方

こういった方々の一助になれば幸いです。

一緒に地域から、日本の中小企業・小規模事業者と元気になっていきましょう。

「やってみもせんで、何を言っとるか」

これは大好きな本田技研工業株式会社を起業された本田宗一郎さんの言葉です。

私の独立開業は、はっきりいって無謀型です。

私はコンサルティング会社での勤務経験はありません。

何か強烈で即戦力になる武器を持っていたわけでもありません。

今の私が、当時の私の創業計画をチェックしたら、

「独立はやめた方がいいのでは?」

と迷わず言うと思います(笑)

計画は大切ですが、自らの体験から、

何事もやってみないとわからない

と思っています。

必ずしも独立を勧めるわけではありませんが、

同じような境遇の方に、

「こんな風に独立してもなんとかなるものなのか。」

と、自信を持っていただければ嬉しいです。

楽観的な方が独立には向いているように思います。

独立時のリスクマネジメント

私も一応、失敗したときのことは考えていました。

当時は27歳で、彼女もおらず、当然のことながら未婚でした。

私のリスクマネジメントはシンプルです。

「失敗すれば、具体的には手元資金が尽きれば、またサラリーマンに戻ればいい。」

と考えていました。

中小企業診断士は初期投資が少なくて住むので、そういう意味でリスクは低いかと思います。

独立開業時の初期費用

中小企業診断士として独立開業するのに、費用はほとんど必要ありません。

パソコンとプリンタと名刺とスーツくらいで十分です。

最初はコピー・スキャン・FAX・電話ができる複合機一台でした。

書類を作成することが多いので、インクジェットプリンタに加え、どこかでレーザープリンタを導入するのはオススメですが、これも10万以下です。

A3のカラーレーザープリンターを使っていましたが、40kgとやたら重く、買い替えが大変だったので、現在はA4のカラーレーザープリンターを使用しています。

私は未経験ですが、パソコンのデータ破損リスクは非常に大きいです。

パソコンは常に2台以上の確保と、定期的なバックアップは必須です。

具体的には外付けハードディスクやクラウドサービスによるバックアップです。

将来後悔しない選択を

「将来、独立しなかったことで、後悔したくない。」

そんな思いから、勇気を出して、初めの一歩を踏みました。

それでも、どうにか10年目まで、おかげさまで事業を継続することができています。

子育てを中心に家族の時間も大切にしながら充実した日々を送れています。

中小企業診断士といっても十人十色ですが、独立して成功するチャンスはあると思います。

この体験記を通じて、あまり知られていない独立中小企業診断士の世界を知っていただければ幸いです。

次回は本連載の『全体構成と自己紹介』です。

【記事一覧】中小企業診断士独立体験記(27歳で独立10年目記念)

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  1. 石井

    岩橋先生

    はじめまして。診断士で開業を考えているものです。
    先生の体験記を拝見し大変勉強になりました。

    1点だけお聞きしたいことがありますので、もしよろしければご回答いただけましたら幸いです。

    開業時に選ぶプリンターについての質問です。
    岩橋先生は開業当初はA3サイズまで対応するプリンターを使っていたが今はA4サイズのものを使っている。とのことですが、
    実際に診断士業務の中で、A3サイズのことってどれくらいありますでしょうか?

    A3サイズで印刷する書類にはのはどんなものがあって、A3が必要になる場面はどのくらいの頻度なのでしょうか?

    もしよろしければご回答いただけましたら幸いです。
    突然のコメント失礼いたしました^^;

    • 岩橋 亮

      石井さま

      コメントありがとうございます。

      A4サイズだけでも困らないと思います。

      資料の文字が小さく、年配の顧客のことを考えてA3サイズで大きくするのは顧客満足の点で良い場合があります。

      数値計画などの時でしょうか。それもA4を2枚にわけるという方法もあるかと。

      開業をご検討中なのですね。

      私のオンラインサロンゆうてんかでも、診断士勉強中の方、独立前の方、独立したての方、企業内診断士、独立済の方などさまざまなステージの方がおられます。

      創業の成功を願っております。

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