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【今回のテーマ】

整理整頓

【今回の一冊】

◆タイトル:『人生がときめく片付けの魔法』

◆著者:片づけコンサルタント 近藤麻理恵

◆出版社:サンマーク出版

◆ページ数:270ページ

◆2011.1.15

【こんな方にオススメ】(5段階)

●我が家を不要なもののない、すっきりした状態にしたい ☆☆☆☆☆

●オフィスをすっきりさせたい ☆☆☆☆

●部屋に空白をつくり、新しいことを招き入れたい ☆☆☆☆

【レビュー】

●片づけをはじめる前に考えるべきこと

そもそも、あなたが片づけをしようと思ったきっかけは何だったのでしょう?

片づけをすることで、いったい何を手に入れたいのだと思いますか。

つまり、片づけをする目的を考えること。

モノを捨てはじめる前に、一度じっくり片づけの目的を考えることに取り組んでみてください。

これは「理想の暮らしを考える」とも言い換えられます。

「スッキリ暮らしたい」

「とにかく片づけられるようになりたい」

ではまだまだ甘い。

もっと深く深く、考える必要があります。

自分が「片付いた部屋で生活している様子」がありありとイメージできるくらい、具体的に考えることです。

「こんまりさん、私、『乙女な生活がしたいんです」

「乙女な生活というと、具体的にはどのような生活ですか?」

「たとえば、仕事から帰ってきたら、夜寝る前に、床に何も置いていない、視界にモノが入らないホテルみたいなスッキリとしたお部屋で、ピンクのベッドカバーに、白いアンティーク調のランプがあって、お風呂あがりにアロマを焚いて、ピアノとかバイオリンとかのクラシック音楽をかけながら、ハーブティーを飲みながら、ヨガをして、ゆったりとした気持ちで、眠りにつきたいんです。」

なんだか、実際に暮らしている映像が浮かんできませんか。

ここまで具体的に「理想の暮らし」を妄想してみることが重要です。

 

 

恥ずかしながら、一人暮らしの頃は、それはもうひどく散らかった家に住んでいました。

何百社の会社を訪問させていただいて、気づいたことが1つあります。

整理・整頓が行き渡っている会社は社員の雰囲気がおだやかで印象が良く、
そういう会社は財務体質も良好で、業績も良い

ということです。

それは、

不要なモノを捨てて、必要なものだけにする。

この根っこの考え方を持つことが全てにつながっているのではないかと思います。

・整理・整頓では、不要なものは捨て、必要なものだけがある。

・財務では、不要な資産・経費を使わず、必要なものだけ購入する。

・仕事では、収益を生まなくなった不採算事業・商品・サービスを廃棄し、新たな事業・商品・サービスをはじめる。

・時間管理では、重要でない仕事の時間を減らし、重要な仕事の時間を増やす

それから整理整頓は何度もチャレンジしました。
断捨離や、トヨタの5Sなども勉強しましたが、
これらは私の場合、なかなか実践につながりませんでした。

そんな中で、最も実践して効果的だったのが
こんまりさんの「人生がときめく片づけの魔法」です。

こんまりさんの考え方にもとづいて、
オフィスの「片づけ祭り」をやってみたところ、
ずいぶん部屋がすっきりしました。

片づけから半年以上経っていますが、
リバウンドでごちゃごちゃにはなっていません。

・無駄に本をたくさん買わなくなった。

・終わった仕事の資料は保管する前に不要な書類は処分するようになった。

・無駄な文具・消耗品を買わなくなった。

このような副次的な効果ももたらしました。

基本的には衣類をはじめ、家庭での片づけがテーマですが、
オフィスにおいても有効だと自分の体験から自信を持って言えます。

整理・整頓をきっかけに、できるビジネスパーソンにバージョンアップしませんか?

(1)「未読」「読みかけ」「いつか読もう」本の整理法

一度本棚からすべての本を出し、床に積んでいく。

あまりにも多く一度に置ききれない場合はカテゴリーごとに分ける。

・一般書籍(読みもの)
・実用書(参考書・レシピ本など)
・鑑賞用(写真集など)
・雑誌

積み上げた本たちを一冊一冊手にとって、残すか捨てるか判断していく。

<未読本>

これまで読み返したことのある愛読書の冊数は何冊あるか。

読み返される本はじつはほとんどない。

未読本の「いつか読みたいと思っているから」の「いつか」は永遠に来ない。

<読んでる途中の本>

途中まで読んだ本も読みきる必要はない。その本の役割は途中まで読むことだった。

<いつかやろうの勉強本>

「いつかやろう」と思っている資格などの勉強本は今すぐ捨てることをおすすめする。

本はタイミングが命。出会ったその瞬間が読むべき「時」。

(2)書類整理法

書類は「全捨て」が基本。

「今使っている「しばらく必要である」「ずっととっておく」

この3つに該当しない書類はすべて捨ててしまう。

ラブレターや日記など、思い出系のモノは含めない。

私の書類整理法は大きく分けて2種類だけ。

保存か、未処理か。

未処理コーナーを作り、必ず一箇所だけにする。

保存書類は、使用頻度の低い契約書関係と、それ以外に分ける。

書類は未処理・保存(契約書)・保存(契約書以外)の3種類にし、それぞれ必ず1つのボックスやファイルにまとめてしまって、書類の内容別にあえてわけない。

使っていいボックスやファイルは3つまで。

・セミナー資料を勉強し直すことは多くの人はない

・保証書はクリアファイルに一つにまとめる

・年賀状は一年分だけとっておく

(3)モノの定位置を決めるポイント

モノの定位置を決めるときのポイントは、すべてのモノの定位置を「一つ残らず決める」こと。

一つでも住所不定のモノがあると、散らかる可能性が一気に高くなる。

一度でいいので、すべてのモノの定位置を決めてあげることで、それ以降は無駄買いや余計なストックが減り、モノも増えなくなるという効果もある。

定位置を決める。使ったあとは定位置に戻す。

これこそが収納を考える上での大前提なのです。

●片づけをしたら見つかるもの

「片づけをしたら、自分のやりたいことが見つかりました」

じつはこんな声が私のお客様からは絶えないのです。

実際、レッスン卒業後は独立したり転職したり、今までの仕事にもっと真剣に取り組むようになったり、何かしら仕事について意識が変わったという方がほとんどです。

もちろん仕事でなくても、趣味でも家事でも、毎日の中で「好きなこと」を意識する時間が自然と増えて、ふだんの生活がいきいきとしてくるのです。

自分という人間を知るには、机に向かって自己分析をしたり、人に話を聞いたりするのももちろんよいけれど、片づけするのが一番の近道だと私は思います。

持ちモノは自分の選択の歴史を正確に語ってくれるもの。

片づけは、本当に好きなモノを見つける自分の棚卸しでもあるのです。

こんまりさんの片づけのポイントは、以下の4つかと思います。

1.「片づけまつり」として短期集中に一気に行う

2.場所別ではなく、モノ別に集めて、1つ1つときめくかどうか考える

3.モノ別の順番は、衣類→本類→書類→小物類→思い出品

4.すべて捨て終わった上で、モノの定位置を決める

この片づけのすごいところは、部屋に、心に、仕事に空白をつくることで新しいことがやってくることです。

本棚上段に余白が生まれ、そこに大好きな思い出の品を並べて、日々テンションが上がるようになりました。

・中小企業診断士の学習に取り組む決意をさせた2013.9.15日阪神優勝翌日のデイリースポーツ

・2013年東京ドームで現場で狂喜乱舞した大逆転の試合のデイリースポーツ

・独立開業時に友人がくれたもの

・阪神優勝記念品

・シャア専用モビルスーツ、スライム

・サウスウエスト航空・日本でいちばん大切にしたい会社等好きな経営の本

・ミスチルの「終わりなき旅」のシングルジャケット

・新婚旅行の記念品の招き猫

・はじめての顧客からいただいた甲冑(上杉謙信・山本勘助)

このようなモノを飾っていて、まだ余白があると発信していたら、

「ぜひ我が社の初の自社製品も飾ってほしい」

とお付き合いのある社長に言われ、それも飾らせていただきました。感動的な申し出でした。

私にとっては、整理整頓分野において最もインパクトのある逸冊でした。

【目次】

はじめに

第1章 片づけても、片づけても、片づかないのはなぜ?

第2章 まず「捨てる」を終わらせる

第3章 「モノ別」に片づけるとこんなにうまくいく

第4章 人生がキラキラ輝く「ときめき収納レッスン」

第5章 人生がドラマチックに変わる片づけの魔法

おわりに

【今回の一冊】

◆タイトル:『人生がときめく片付けの魔法』

◆著者:片づけコンサルタント 近藤麻理恵

◆出版社:サンマーク出版

◆ページ数:270ページ

◆2011.1.15

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【おすすめ度】(5段階) 

●総合 ☆☆☆☆☆

●読みやすさ ☆☆☆☆

【関連書籍のレビュー】

整理・整頓の入門書~人を責めず、仕組みをつくる~『トヨタの片づけ』

●人を責めず、しくみを責める

(1)5Sの考え方

(2)【整理術】書類の保管期間

(3)【整頓術】モノを探す時間はお金を生まない

●整理・整頓は現場任せではダメ

 

モノを捨てられない3つの理由『新・片づけ術 断捨離』

●断捨離とは

(1)捨てられない3つの理由

(2)徹底した自分軸

(3)一点完璧主義でモチベーションを上げる

●七・五・一「総量規制の法則」でゆとりある空間作り

 

【関連サイト】

「片づけコンサルタント」近藤麻理恵(konmari)公式サイト

 

【編集後記】

今は、月に一回整理する時間を仕組み化することに取り組んでいます。

まだまだ改良の余地がありますが、最初の片づけ祭りの時ほど、エネルギーはいりません。

おかげさまでモノがたまらないオフィスになりつつあります。

【目指せ200冊レビュー!】

今回で196冊目です。

 

【過去の書籍紹介はこちらのブログに書いていました】

中小企業経営に役立つビジネス書・自己啓発書レビュー

 

【おわりに】

最後までお読みくださりありがとうございました。
今後とも引き続き、当ブログをよろしくお願い
いたします。   

丹波経営研究会