【ブログ】中小企業経営に役立つビジネス書・自己啓発書レビューおすすめ記事

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中小企業経営・自己啓発おすすめ書籍

人格形成(自己啓発) ~人間性を高める~

会社は、経営者の器以上になることはありません。

経営不振の問題をつきつめていくと、経営環境、税制、競合、大手チェーンの台頭、不況、立地、人口減少などが悪い。といった自分以外の何かの責任にしていることや、社内の信頼関係ができていない相互不信状態、自分だけが楽して儲かれば良いといった姿勢が根本にあるように感じています。

一方で、業績の良い企業の経営者は、社内を信頼し、うまくいけば周囲のみなさまのおかげ、うまくいってなければ自分の責任として、まず第一に自己革新の実行に取り組まれます。そして、社員を信頼し、顧客や地域社会に貢献しようという強い思いを感じます。

もともと、「自己啓発」というテーマが好きで、ブログでも現在で20冊以上ご紹介しております。

25歳の時は、少々高い教材に手をつけてしまったこともあります。どの本も異口同音に同じようなことを言われています。ブログで書いているように、常に新しい書籍も読んだり聴いたりしているのですが、その中で「繰り返し読みたい」というものは非常に少ないです。自己啓発書においては、その中で、現在は下記の3冊に落ち着きました。

『自助論』の中でダドリー氏は本を読む場合、交友関係と同じように良書にふれ、その最良の部分を見習うことが大切だとして、次のように語っています。

「私はすぐれた本しか読みたくない。すぐれた書物とは、主に昔から愛読してきた本だ。私はこの古い顔なじみともっと親密になりたいと思っている。新しい本を初めて読むより、古い本をくりかえし読むほうがよほど得るところは大きいはずだ。」

最近、ようやくこの意味がわかるようになってきました。下記の3冊を繰り返し読むことで、現時点の自分のセルフチェックを行い、足りていないところ、できていないところを改善していこうと思っています。

とはいえ、時間の制約もあり、繰り返し読む時間を捻出するのは簡単ではありません。そこで活用しているのがオーディオブックです。オーディオブックとは、本をナレーターが朗読しているものを「聴く」ものです。これは「ながら」が可能です。運転しながら、作業をしながら、食事をしながら。そして、本を読むよりも、繰り返すことが気軽です。お気に入りの音楽を繰り返し聴くように、好きな本を繰り返し聴けます。

幸いに下記の3つとも、既にオーディオブックがあるため、家で、車の中で時々聞き返すようにしています。

オーディオブックFebeを1年使用して感じたメリット・デメリット

論語 孔子

およそ2500年前に中国で活躍した孔子とその弟子たちの言行録です。徳川家康の自分の生きる指針、西郷隆盛の人格形成の核となったものです。日常生活やビジネスの現場で実践できる倫理学です。わかりやすく現代語訳されたものを読んでいます。今のところ、『生きる力が身につく論語三六五語』(ハイブロー武蔵)、『渋沢栄一「論語」の読み方』(渋沢栄一、竹内 均訳)の2冊がお気に入りです。

 ●自分のしてほしくないことは他人にしないようにする
 ●困難なことから先に取り組み、利益とか報酬のことは後のこととする
 ●言葉は控えめで、何事にも誠意をもって謹んで行う
 ●まず行う人、言葉はその後に発するような人。弁が立つ必要はない
 ●勇よりも義を尊ぶ。やるべきかどうかの判断をする時に正しい道理に従う

自助論 サミュエル スマイルズ

福沢諭吉の『学問のすすめ』と並ぶ明治の二大啓蒙書であり、人格・人間性の向上の大切さを教えてくれる世界的名著です。本当の名著は100年以上たっても色あせない輝きがあります。

 ●天は自ら助くる者を助く
 ●よき友と交われ、さもなくば、誰とも交わるな
 ●成功ではなく失敗から多くの智恵を学ぶ
 ●職業には貴賤の区別などない
 ●言行一致

7つの習慣 スティーブン・R・コヴィー 

誠意、謙虚、誠実、勇気、正義、忍耐、勤勉、節制といった人格主義の黄金率を土台に、まず自分自身が自立し、その上で、他の人と相乗効果を発揮する相互依存関係を構築していくことを説いています。かなり分厚く、一度読むのを中断したこともあったのですが、今はオーディオブックでたまに復習しています。

 ●「成功」といわれるような人生には、その裏付けとなる原理原則がある
 ●第二領域、緊急でなく重要なことに取り組め
 ●信頼残高という名の財産を築け
 ●人間関係の6つのパラダイムを理解し、Win-Winを達成する
 ●肉体・精神・知性・社会・情緒といった自分自身という最も大切な資源を維持すること

持続的発展と社員の幸福を実現する経営 ~これぞ中小企業道~

日本でいちばん大切にしたい会社 坂本 光司

読んで感動の涙を流した名著です。日本のすばらしい5つの中小企業が紹介されています。

 ●継続第一
 ●従業員とその家族の幸せが第一
 ●教育も経営も基本は感動
 ●心を打つ5つの小さな中小企業のストーリー

いい会社をつくりましょう 塚越 寛

”日本で一番大切にしたい会社”で紹介された会社の1つ、伊那食品工業の社長さんの本です。伊那食品工業についてより詳しく知ることができます。

 ●創業以来48年間連続増収増益
 ●会社の目的は、社員の幸福な理想郷づくり
 ●無理な成長、人員整理をしない

破天荒!―サウスウエスト航空 驚愕の経営 ケビン フライバーグ

アメリカの航空会社です。大手に負けず、独自のすばらしい個性あふれる会社を築き上げました。”人”を中心にした愛のあふれる実在する会社です。感動的なエピソードがたくさん紹介されています。「もう弊社を利用していただかなくて結構です。うちの従業員をいじめないでくれ!」とクレーマーに告げる経営者は衝撃的でした。

 ●従業員第一、顧客第二主義
 ●低い離職率と欠勤率
 ●愛を大切にする会社
 ●情報が多いほど従業員は努力する
 ●不定期の表彰と型破りな表彰
 ●顧客がいつも正しいとは限らない

営業① ~中小企業の顧客開拓~

あなたの会社が90日で儲かる!―感情マーケティングでお客をつかむ 神田 昌典

私の中小企業の経営支援姿勢に革命を与えた一冊です。この本から中小企業に本当に役に立つコンサルタントを目指すようになりました。

 ●集客は科学
 ●一流コンサルタントは使えない?
 ●弱者は不平等条約を結ばされる
 ●「真面目に働く」と「儲かる」に相関関係なし

小さな会社☆儲けのルール~ランチェスター経営7つの成功戦略
竹田 陽一、栢野 克己

これから創業される方にオススメです。従業員100人以下の小さな会社の実践的な基本戦略、商品戦略、エリア戦略、客層戦略、営業戦略、顧客戦略、時間戦略が具体的な事例を交えて説明されています。

 ●世の中の情報の9割は大企業のもの
 ●営業エリアは狭くする。弱者は都心部へ進出してはいけない
 ●商品3分に売り7分
 ●成功するためには長時間労働が不可欠

「0円販促」を成功させる5つの法則 米満 和彦

中小企業はお金ではなく、頭をつかって集客することが大切です。本書ではその具体的手法が紹介されています。

 ●お金を使わずに知恵を絞る
 ●集客が半永久的に継続するツール
 ●毎日「1時間」考える時間を確保
 ●小さなお店は大手の真似をしてはならない

営業② ~セールストーク・クロージング~

凡人が最強営業マンに変わる魔法のセールストーク 佐藤 昌弘

買ってくださる直前まできていただいたお客様への最後の一押し、クロージングの秘訣を教えてくれる一冊です。※クロージングとは、お客様に購入を決断していただくことです。

 ●お客がほしいというものを売ってはいけない
 ●魔法のセールストーク4つのステップ
 ●予算の聞き方
 ●最強のクロージング

営業③ ~既存顧客の囲い込み・ファン化~

売れる&儲かる!ニュースレター販促術 米満 和彦 × 高田 靖久

モノを買ってもらう前に、人を買ってもらう。そのための強力なツールとなるのがニュースレターです。地域色、独自色をたくさんもりこんでファンをたくさん作りましょう!

 ●一年間で顧客が離反する率は40%
 ●お客様が離反する2つの理由
 ●人間の記憶を司る「3の法則」
 ●ニュースレターが効果的である3つの理由
 ●好かれるニュースレターを作るために~5つの鉄則

『売れた!売れた!お客様の声で売れました!』 秋武 政道秋武 政道

このお客様の声シートは私も活用させていただいています。本書は、経営危機に陥っていた、門司港の干物屋さんが、お客様の声を書いていただくようになってから、劇的に経営が改善したことから、「お客様の声」の効果と、具体的な集め方、活用方法について書かれています。本書でいう「お客様の声」とは、クレームや問題点を聞くものではなく、喜びの声や、他社とは違い自社のウリを導き出すものです。みなさまも「魔法のシート」で、経営改善に取り組んでみてはいかがでしょうか。真面目でお客様と誠実に向き合ってこられた会社におすすめの手法です。

 ●真面目な商売人だからこそやるべきこと
 ●「お客様の声」を集めて起きた劇的な変化
 ●ここを勘違いすると、すべてが台なしになる
 ●「ファイリング」なくして活用の道はなし
 ●販促ツールに載せるコツ

販売促進ツールの作成

「A4」1枚アンケートで利益を5倍にする方法 岡本 達彦

お客様から見た自社の魅力と、自社のスタッフが思い込んでいる自社の魅力にはギャップがあります。そのギャップをお客様からの声を聞くことで埋めていくことで、自社の個性が磨かれていきます。アンケートの工夫一つで本当の自社の強みが見えてきます。

 ●自社の顧客視点の価値・強みがわかる
 ●広告づくりに使えないダメなアンケート
 ●基本コンセプトシートで強みを知る
 ●利益が5倍になるチラシ・DM・ホームページはこうつくれ!
 ●まずは少ない予算で実践する

ザ・コピーライティング~心の琴線にふれる言葉の法則~ ジョン・ケープルズ

ホームページ、DM、チラシ、ブログの見出し(タイトル)にお悩みの方は必見。多くの人の注目を集める見出しのポイントを、49年のコピーライター経験から得た経験則を体系的にまとめてあります。広告は感覚ではありません、広告は科学です。

 ●広告は見出しが命
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