和菓子製造・カフェ:天乃路本舗・Café瑞貴 吉岡 由貴恵さん(宮津市)創業ゼミ受講生アンケート④
アンケート
※回答は2023年7月現在のものです
Q:店名(屋号)・会社名を教えてください。:
A: 天乃路本舗・Café瑞貴
Q:お名前を教えてください:
A:吉岡 由貴恵
Q:創業した地域を教えてください:
A:宮津市(京都府)
Q:創業しようと思ったきっかけはなんですか?:
A:父が他界後、弟が事業を引き継ぎました。
コロナ禍で観光客が激減し休業されるお土産物店も多く、売り上げが低迷。
このまま事業を続けても赤字になるだけ。
家族会議を開き廃業することを決めましたが、これまで父母が寝る間もおしんで、病院になりながらも築き上げてれたことを考えると、私はどうしても諦めることが出来ませんでした。
弟は6年前に大病をしていることもあり、私は一念発起。弟から事業を引き継ぎました。
Q:創業のためにどのような準備をしましたか?:
A:運転資金の借入・従業員の確保。
Q:創業ゼミを受けていかがでしたか?活かせたことがあれば教えてください。:
A:私は事業を引き継いで数ヶ月が経ってからの受講でした。それまで自分がやって来たことと、ゼミで教えていただいたことが合致することも多く、自分がやって来たことが間違いなかったと確認が出来ました。
従業員を増やすことに不安がありましたが、人件費と売り上げの比率を教えていただいたことで、不安がなくなり従業員を増やすきっかけになった。
Q:創業するまで、創業してから苦労したことはどんな事ですか?それをどう克服されましたか?:
A:コロナ禍は初めての経験なので、どこまで観光客が戻るのかがとても不安でした。
これまでは、観光のお土産物としての販売が大半でしたが、地元の方にお茶菓子・進物としてお買い求めいただけように、販売形態を変えたり販売ルートを増やした。
Q:現状の課題は何ですか?どう解決しようと思われていますか。:
A:繫忙期の従業員の確保。
Q:将来の目標があれば教えてください:
A:伊勢の名物=赤福 と言われているように、天橋立の名物=ピンと餅 と言われるようなりたい。
Q:これから創業を目指す方へメッセージをお願いします。:
A:創業ゼミで教えていただけることをしっかり頭に入れながら、自分なりのアイディアも大切に頑張ってください。個人事業主は、自己管理が大切だと思います。私もついつい頑張り過ぎるところがあります。しっかり休む時間は必ず作ってください。
岩橋コメント
生音楽の流れるカフェには憧れがあります。
Café瑞貴さんはとても素敵な雰囲気のお店で、SNSを見ると動画で雰囲気も伝わります。
吉岡さんは事業承継される立場で創業ゼミを受講されました。
コロナ禍での一大決心のストーリーには胸を打たれます。
事業継続には運転資金、人の確保は大きな課題です。人の確保はますます困難になってきていると感じます。
「誰でもいい」ではなく、マーケティングの発想が大切ではと思います。
吉岡さんもすでに経営をされており、答え合わせをしながら学ばれたとのことです。
経営を体系的に一度学ぶ機会を持つことはとても良いですね。
売上と人件費、売上と家賃、特に店や工場・工房を持つ場合はしっかりと数値計画を立てることが大切です。
観光客依存度を下げるべく、新たな用途での販路開拓、すばらしいです。
事業承継は経営革新とセットで取り組むことで、次の20〜30年の新たな経営基盤確立を目指す視点が大事だと思います。
天橋立名物として、ますますの認知度向上の実現を心より祈念しております。
ほどよい甘さでとてもおいしいピンと餅。丹後に行かれたらぜひご賞味ください。
講義や参加者とのディスカッションを参考に、自分のアイデアも大切に。最後に決めるのは自分です。
創業すると自己管理がますます大事になります。軌道に乗るまではそうも言ってられないと思いますが、無理なく続けられるペースを確立することも大切。
ブログ化、大変遅くなりましたが、アンケートご協力ありがとうございました。
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