ショート動画はコメント欄で完成するターゲットが広がった実例から学ぶSNSマーケティング
ショート動画集客支援をやっていて、これだからSNSマーケティングの「リアルタイムの実験」は面白い。という事例が起きたので共有します。
先日、京都北部の絶景カフェ(車移動のビジネスパーソンやドライブ好き向けに「駐車場あり」をフックにした動画)を投稿したところ、TikTokの再生数が5,000回を超えてじわじわと伸びる中、コメント欄に1通の質問が入りました。
「ベビーカーで2階の客席まで行けますか?」
動画では「階段を登った先」というフックを使っていたため、それを見た子育て世代のお母さんが「行ってみたいけれど、ベビーカーだと無理かな…」と疑問に思われたのです。
すぐにお店の公式情報を精も調べたところ、表の動画(20秒の尺)ではあえて削ぎ落としていた、「裏の強み」が眠っていました。
① 実は館内には【エレベーターが完全完備】されている
② 1階はテイクアウトスイーツや雑貨販売、2階が絶景カフェ
③ 障がいを持つ方が社会で活躍する就労の場として、社会福祉法人が運営している
この事実を「ベビーカーでも安心してエレベーターで上がれます。」「ホームページで調べ私ところ…」と丁寧にコメント欄で返信・追加情報を開示しました。
この瞬間に、この動画が持つ「マーケティング的な意味合い」がガラリと変わりましたり
元々は【車移動のビジネスパーソン・ドライブ好き(大人世代)】に絞って尖らせていた客層が、この情報1つで【ベビーカーを利用する子育て世代のファミリー層】、さらには【社会貢献やストーリーに共感して応援したいファン層】へと、一瞬にして「客層の幅」が何倍にも広がりました。
ここに、小規模事業者がショート動画やSNSを運用する上での「最大の2大本質」があります。
① 【動画はあえて絞り、コメント欄で広げる】
20秒の動画に「エレベーターあり」「就労支援」「1階は雑貨」とすべての情報を総花的に詰め込んでいたら、動画のテンポは死に、誰の心にも刺さらない退屈な動画になってスワイプされていたはずです。
動画はあえて情報を「絞り、削り」フックを尖らせて人を集め、集まった人とのコミュニケーション(コメント欄)で深い情報を足していく。この「二段構えの動線設計」こそが、高いフル視聴率とエンゲージメントを両立させる勝ちパターンです。
② 【ユーザーの質問は、自社も気づいていない「強みの再発見」】
事業者側にとっては「エレベーターがあること」や「就労支援の場であること」は日常すぎて、わざわざ動画の主役にしない情報だったりします。しかし、ユーザーの「ベビーカーで行ける?」という不の解消(質問)によって、それが一級品の「独自の強み」に昇華されました。
SNSは単なる一方通行の認知ツールではありません。
ユーザーとのリアルタイムな対話によって、お店の新しい客層の扉を開き、ストーリーでファンを創出していく「生きた顧客共創の場」です。
表の動画で「尖らせて釣る」、コメント欄で「深く包み込む」。
このハイブリッド運用、地域の店舗支援でもものすごく強力な武器になると実感しました。
この会話からの新たな展開が楽しみです。
ちなみに、親ポストで書いた「ベビーカーで2階に行ける?」という質問が入ったのも、まさにこのカフェ動画のコメント欄です。
177フォロワーでも、動画の作り方次第でこれだけ深いコミュニケーションが生まれ、お店の新しい客層を開拓する資産へと化けていきます。
「うちにはまだフォロワーがないから…」と諦める必要は一切ありません。地方の小規模事業者にこそ、このショート動画×生成AI活用の武器を持ってほしいなと思います。
あなたが最後まで見てくださることが、この動画の新たな力になります笑。
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