地域イベントを長く続けるには「三方よし」が必要。やめる・減らす勇気も地域活性化には欠かせない
地域イベントを続けるために、一番大切なことは何でしょうか。
先日、商工会関係者と話をしていて印象に残った言葉がありました。
「参加者は多い。でも、出店事業者の売上や利益につながらず、負担感だけが残るイベントは続かない。」
この話を聞いて、地域イベントや町おこしにもまったく同じことが言えると感じました。
地域イベントは「三方よし」が理想
近江商人の考え方に「三方よし」という言葉があります。
売り手よし。
買い手よし。
世間よし。
地域イベントも、この考え方がとても大切です。
例えば、
来場者よし
来て良かった。
楽しかった。
また来年も参加したい。
そんな満足感があること。
出店者よし
売上が上がった。
新しいお客様と出会えた。
ファンが増えた。
来年も出店したい。
そう思える成果があること。
地域よし
地域ににぎわいが生まれる。
住民同士の交流が深まる。
地域の魅力を知ってもらえる。
こうした効果が積み重なること。
この三方よしが実現してこそ、イベントは毎年続けたいと思えるものになります。
「続けること」が目的になっていないか
一方で、もう一つ大切な視点があります。
それは、
やめること。
減らすこと。
人口減少や人手不足が進む中、
毎年当たり前のように続けているイベントも、
一度立ち止まって考える時期に来ているのではないでしょうか。
本当に必要なイベントなのか。
目的は達成できているのか。
今の形が最適なのか。
そんな問い直しも必要です。
頑張る人ほど疲れてしまう仕組み
地域活動では、
「いつものメンバー」
が何役も担っていることが少なくありません。
地域のために頑張ろうという思いで引き受けてくださる方ほど、
準備。
当日の運営。
片付け。
会議。
反省会。
と負担が積み重なっていきます。
新しいイベントを増やし続けるだけでは、
地域を支えてきた人ほど疲弊し、
続けたくても続けられなくなってしまいます。
これは地域にとって大きな損失です。
地域を守るために「やめる」選択も必要
地域活性化というと、
新しいイベント。
新しい事業。
新しい企画。
に目が向きがちです。
しかし、本当に地域を守るためには、
何を残すかだけでなく、
何をやめるか。
何を減らすか。
を考えることも欠かせません。
限られた人材や時間だからこそ、
本当に価値のある活動へ経営資源を集中する。
その結果、
参加する人も、
運営する人も、
地域全体も笑顔になれる。
そんな「三方よし」の地域イベントが増えていけば、人口減少時代でも持続可能な地域づくりにつながるのではないでしょうか。
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