目標と優先順位

何のために仕事をしているのか

独立開業した当初、とにかく日々の生計を立てるのに仕事がほしいということで、中小企業診断士の研究会には何でも顔を出し、お声かけいただいた仕事はなんでも引き受けていました。 

その中の仕事で、 現在、依頼があってもほとんどお断りさせていただいているテーマがいくつかあります。

何でもこなしていると、どれも中途半端になり、仕事を深められず、準備も大変でただただ大忙しとなっていました。

あげくに体調を崩し、何をしているのかわからなくなるという有様でした。

 最近は深めるテーマをかなり絞り込み、私自身の事業の方向性に合わないものはお断りさせていただいています。

そもそも「何のために仕事しているのか」を見つめ直し、優先順位をつけることを大切にしています。

毎月、自分の優先順位、仕事の方向性を確認する時間を持っています。

今では、「何をやらないか。」を決め、断る勇気を持つようになりました。

仕事の優先順位を考える手前に、人生における自分の価値観と優先順位を明確にすることがとても大切だと思っています。

これは『7つの習慣』と『TQ~心の安らぎを発見する時間管理の探求』の影響がとても大きいです。

独立して一人でこなせる仕事量はすぐに限界が来ます。

おそらく現場と経営の両方をこなす経営者にも同じことが言えるのではないでしょうか。

 

地域活性化の取り組みも事業者の疲弊と隣り合わせ

先日、東洋経済で、地方は儲からない「イベント地獄」で疲弊する という記事がありました。

「流行りだから」「にぎわっているから」「予算が得られるから」「決めた数値目標があるから」

と、毎年どんどんやることを増やしていき、本業+αで取り組んでいる事業者が疲弊してしまうという内容でした。

支援する側にいることもある私自身も大いに自戒せねばと考えさせられました。

 

言うまでもありませんが、事業をされている以上、ゴールは自社の業績向上につながることです。

本業にプライベートの時間を考えると、それ以外で動ける時間・予算は限られています。

初心に戻り、「そもそもの目標は何か、それにどうつなげていくのか」という視点を大切にし、

新しいことをするときは、同時に「まずやめることを決める」という視点も常に意識していただければと思います。

これは先程の東洋経済の記事の結論でもあります。

 

何をやらないかを決める

色々なことを試してみることで、思わぬ反響があり、新たな事業展開につながる。

だから面白そうなことは何でもやってみること。

この考え方も良いと思います。

ただ、それでも身体の限界があります。

何か新しいことを始める時は「何をやらないか」も同時に考える。

すると、新しいものを取り込む「余白」が生まれます。

自分の価値観・人生観に基づいた優先順位づけで、悔いのない人生を送れるよう、もっともっと努力していきたいと思います。