社員を大切にする経営

 

ハーブ・ケレハーの言葉

サウスウエスト航空のハーブ・ケレハー氏は、ある時従業員に対して、以下のように語っている。

諸君が孫に囲まれて暮らすようになったとき、孫たちにこんな話ができるようになってほしい。


「サウスウエスト航空の従業員として働いたことは、私の人生で体験した最も素晴らしい出来事の一つだった。」

そして、私は諸君の口からこんな言葉が出てくるのを聞きたいと思っている。

「サウスウエスト航空のおかげで私は豊かな充実した人生を送ることができた。そこで働いたおかげで、自分の一人の力でやるよりも、はるかに人間的に成長することができた」


そして、もし同じことが諸君の孫たちにも起こったら、それこそ私がサウスウエスト航空とその将来に対して成すことのできた最大の貢献と言えるだろう。

by 『破天荒!―サウスウエスト航空 驚愕の経営』(ケビン フライバーグ)

 

「お父さんの会社で働きたい!」と子どもに言わせたい

自社の社員が退職してから、働いていた時を振り返り、家族や子ども、孫に語る時、どんな風に言われたいですか?

人生の一番活動できる大事な時期の多くは仕事をしている時間です。

その時間が苦痛に満ちており、毎日

「早く帰りたい。」

「今日も残業か・・・早く休日にならへんかな。」

というような思いで社員が働いていたとしたら、子どもや孫にどう語るでしょうか。

知らないうちに口コミで会社の悪い評判が広まっていきそうですね。

「私も大人になったらお父さんの会社で働きたい!」

こんな風に自分の子どもが思ってくれるように活き活きと働いて、明るい表情で帰宅していれば、会社の良い雰囲気が家族に伝わります。

また、良い企業イメージの評判が広まっていきます。

ケレハー氏は、現在の社員の孫も、サウスウエスト航空での仕事をしていた日々が人生においてすばらしかったと言ってもらたいと言われています。

自分の影響が直接及ばない未来まで考えてのマネジメント、すばらしいです。

 

すばらしい日本の後継者はたくさんいる

中小企業の後継者さんが、経営塾でどのような経営者を目指したいかというのを順番に発表してもらった時、

「社員を幸せにしたい」

「自分の子どもが働きたいと思ってもらえる会社にしたい」

そんな声が多く実際に聞かれて、とても嬉しくなりました。

そんな純粋な思いで家業を次の世代に引き継いでいきたいと思っている若い経営者の卵がたくさんいらっしゃることを
もっと多くの人に知ってもらいたいと思います。

社員にとって、貴社で過ごす人生とはどのようなものなのか、また、どのようなものであってほしいと思うのか。

一度、じっくりと考えていただきたいテーマです。

 

【社員を大切にする経営への道】

・自社のことを社員の家族にどのように語ってもらいたいか一度考えてみよう

・自分の子どもに自社で社員として働かせたいと思うか考えてみよう

・自社がどんな会社になってほしいか、社員の声を実際に聞いてみよう

丹波経営研究会