売上高の計算方法

売上の計算は掛け算で考えます。

また、月売上、年売上というざっくりした目標を立てるだけでは不十分です。

上のスライドの計算式のように分解していき、1日あたりの売上目標まで落としこむ必要があります。

逆に言うと、1日1日の売上高の積み上げが月売上・年売上になります。

小売店

一般的な小売店であれば、基本的には

来店客数 × 客単価 

で考えます。これに月あたりの営業日数を掛け算すると、月の売上高が計算できます。

いかに来店客数を増やすか。これは新規来店客数を増やすということと、一度来ていただいたお客様にリピートしていただくという視点があります。

客単価を高めるポイントは、コンビニのレジ前を見ればわかりやすいです。

揚げ物、おでん、惣菜、コーヒー、スイーツなど、思わずついでに買いたくなるものが並んでおり、ついつい手を出してしまいます。

来店する時は、「おにぎりを買おう」と思っています。これはあらかじめ目的を決めている計画購買です。

しかし、来店すると、おにぎり以外の唐揚げなどをついでに買ってしまいます。これは非計画購買、いわゆる衝動買いです。

お店としては、この衝動買いをいかに引き起こすかに知恵を絞ります。

551の蓬莱では、注文時に中華ちまきなど、注文外の商品の提案をされます。

小売店ではないですが、ハンバーガー店の「一緒にポテトもいかがですか?」も客単価をあげるための提案です。

車のディーラーでも新車購入時にカーナビやETCなど、さまざまなオプションを提案しますね。

そういう視点でお店に入ってみると、いろいろと気づきがあると思います。

 

 

製造業

手作り品も含めて、何かものをつくって売る場合、2つの視点が必要です。

いくつ売れるのか、という販売する視点と、いくつ作れるのか、という生産面の視点です。

一言に製造業といっても、オーダーを受けてからつくる場合もあれば、製品を量産して売る場合もあります。

一品物ほど、単価は高くなり、量産品ほど、単価は安くなります。

販売する目処を立ててから、その需要に対応する生産をどのようにするかを考えられた方が良いように思います。

販売と製造、両方の視点から事業として採算性を計算する必要があります。

サービス業

サービス業も基本は、

来店客数 × 客単価

ですが、キャパの問題があります。

飲食店であれば、満席の席数は決まっていますし、理美容業でも一度にサービスができる人数は限られています。

飲食店の場合、席が満席の状態が何回転するかと考えます。これをモーニング時、ランチ時、ディナー時などの時間帯別で考えます。

一般的にランチは回転数が早く客単価は低め、ディナーは回転数は少なく客単価は高めになります。

ランチは早く食べ、ディナーはゆっくりするということです。

回転数を高めるためには、オーダーから提供までの時間を短縮することなどが店側ができることです。

特にランチタイムでは、メニューを絞ることもスピードアップにつながります。

大阪市内のランチなんかはめちゃくちゃスピードが早い店があります。

京都はそれに比較すると、のんびりしている印象がありますね。

職場の休憩時間は変わりませんが。。。

ホテル・旅館・民泊などの宿泊業ではいかに稼働率を上げるか、つまり、できるだけ客室が埋まっている状況をいかにつくるかが肝になります。

 

まとめ

このように、売上高の計算は業種により異なります。

また、時間帯別、曜日別、月別にも大きく変動します。

現在、修行中であれば、修行先の売上高をシミュレーションしてみましょう。

顧客として行ってみて、客単価や来店客数の視点でお店を見ると、おおよその売上高が予想できるようになります。

 

次回予告

次回は”減価償却費とは?”です。10月22日(月)朝5時に配信予定です。

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丹波経営研究会