中小製造業HP6ポイント

中小製造業(町工場)・税理士事務所などの成功事例満載

 

 

 

【今回の一冊】

◆タイトル:小さな会社★集客のルール

◆サブタイトル:~ランチェスター経営ホームページ成功戦略~

◆著者:佐藤元相

◆監修:竹田陽一

◆出版社:フォレスト出版

 

【こんな方にオススメ】(5段階)

●ホームページで集客したい中小企業 ☆☆☆☆

●中小製造業のホームページの作り方が知りたい ☆☆☆☆

●税理士事務所(会計事務所)のホームページ作成ポイントが知りたい ☆☆☆

 

【レビュー】

●なぜあなたの会社のホームページにお客が来ないのか?

本書ではホームページをただの会社案内とし、業者に作成と運営を丸投げしていることは経費の無駄遣いであると述べられています。

また、目的がはっきりしないこと、ホームページによって何を達成したいかわからないことが失敗の原因と挙げています。

きちんと御社の想いからホームページ戦略を作るために以下の5つの質問をされています。

1.目的をはっきりいえるか?

2.自社の強みは何か?

3.誰にみてもらいたいのか?

4.どんなことを知らせればいいのか?

5.1年後、どのような成果を得たいのか?

本書では中小企業のホームページについての作り方、集客方法について、竹田陽一さんのランチェスター経営を交えて解説されております。

特に中小製造業(町工場)のホームページ作成について具体的事例を挙げて説明されている点が印象に残りました。

 

●工業機器や部品を扱う中小製造業ホームページ6つのポイント

1.設備一覧を見せる

2.工作機械のメーカーや機種、形式でわかるようにする

3.道具は熟練工の業そのもの

4.部品のサンプル写真は、技術力の証

5.加工可能な素材・大きさ・交差(精度)を数値化して表す

6.加工した部品の最終製品でイメージアップを狙う

これに加えて、持っている技術・ノウハウをお客様がわかるように説明できればいいですね。

異業種、つまり一般の人から見ても理解ができれば仕事の可能性が広がります。

 

●お客が見えなければホームページはできない

例えば、会計士や税理士のホームぺージの多くは「事業をしている人々すべて」をお客の対象にしている。

大勢の人混みに向かって、「いらっしゃいいらっしゃい」と呼びかけても「えっ?俺のこと?」と振り返る人は少ない。

「佐藤さんこっちこっち!」って声をかけないと、お客は永遠に気付いてくれない。

お客のわかることは、税理士が数字とお金に強いことだけだ。

筆者のクライアントである税理士の河原さんはヒアリングでベーカリーショップ専門の税理士になる」と決めた。

・どこにでもあるような税務情報を掲載したホームページ

・ベーカリーショップの経営に詳しい専門税理士のホームページ

仮にあなたがベーカリーショップのオーナーだったらどちらのホームページを選ぶだろうか?

答えは明らかである。

河原氏はこの分野でナンバーワンであり続けるとのこと。

パン屋さんの繁盛をサポートするパン屋税理士

とてもわかりやすい事例ですね。

どうしてもいろいろな仕事を取りたいという思い出守備範囲を広くPRしてしまいますが、

それは特徴がないといっていることに等しいわけですね。

一点突破で何で勝負するかを明確にしましょう。

実際には色々していたとしても、最も得意で深めていて、今後も伸ばしていきたい分野をしぼりましょう。

●ホームページの役割

顧客化成功のための5ステップは以下の通りである。

1.接点

2.インタビュー

3.問題解決

4.クロージング

5.顧客化

この5つのステップは通常の販売ステップであるが、HPの役割は「1.接点」であり、2.のインタビュー以降は直接行う。

ホームページのサイトアップ後、6ヶ月で売上200%アップを達成した鋼材卸業がある。

徹底調査の結果、営業戦略を3つに絞り込んだ。

1.年中無休24時間受付を実施

2.本社を中心とする20km範囲の地域に特化することによる即日配送体制の確保

3.特殊ストリットパイプの製造販売

その上で、半径20km以内のお客様には直接出向いてお話するようにしている。樋口社長はこう話す。

「”どのようなことに不満を持っているか”とか”何に困っているか”といったことを具体的にヒアリングするんですよ。だってそうでしょ。お客を知らないで商売はできませんよ。」

このようにホームページの役割を「接点」と理解すること、ビジネスモデル全体における役割をはっきり認識することはとても大切です。

事例の会社は半径20kmという局地戦で差別化し、商機を見出されたんですね。

勝てる土俵づくりがホームページ作成の前に必要です。

 

●情報発信でお客がどんどん増える!

筆者は最終章で、自らのノウハウを掲載が最大の武器になるといわれています。

情報公開を損得勘定で渋る人もいるが、お客に提供すること。ノウハウをプレゼントすること。

見返りを期待せず、お客のためを思って提供し続けることによって、あなたに贈り物がやってくると言われています。

本書ではホームぺージを活用した基本戦略、商品戦略、客層戦略、営業戦略、顧客戦略を体系的に述べられております。

また、下記の業種の具体的成功事例が書かれています。

・レンタルビジネスオフィス
・作業用ユニフォームの販売
・刃物の研磨を行う町工場
・装飾メッキ屋
・引越センター
・セールス・WEB・店舗・企業のプロデュース業
・旅行代理店

これからホームページを作ろうとしている中小企業、ホームページを作ったものの今後の展開を思案している中小企業におすすめの一冊です。

 

【目次と注目ポイント】

プロローグ なぜあなたの会社のホームページにお客が来ないのか?

1 あなたの会社の強みを作れ!
  ~ホームページ基本戦略~

 ●5つのポイントで1位を目指す

2 1位になれる商品をホームページで打ち出せ!
  ~ホームページ商品戦略~

 ●ライバルと差をつける”イチオシ!”情報を

3 お客が見えなけれホームページはできない!
  ~ホームページ客層戦略~

 ●1次情報を効果的に集める魔法の質問フォーマット

4 営業の接点から販売の突破口を開け!
  ~ホームページ営業戦略~

5 情報発信でお客がどんどん増える!
  ~ホームページ顧客戦略~

 ●自社を効果的に伝える5つのテクニック

おわりに

解説 ホームページは優秀な営業マンである
   ランチェスター経営株式会社 竹田陽一

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◆タイトル:小さな会社★集客のルール

◆サブタイトル:~ランチェスター経営ホームページ成功戦略~

◆著者:佐藤元相

◆監修:竹田陽一

◆出版社:フォレスト出版

 

 

【関連書籍】

小さな会社☆儲けのルールランチェスター経営7つの成功戦略

 

【おすすめ度】(5段階) 

●総合 ☆☆☆

●読みやすさ ☆☆☆

●ボリューム ☆☆☆

 

【編集後記】

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

中小製造業や小さな飲食業ではそもそもホームページがないというお店もまだまだたくさんあります。

同じ作るならきちんと目的を決めて意味のあるホームページにしたいですね。

当方でもホームページの作り方について情報提供を行っておりますので、ご興味のある方はご覧下さい。

低予算ホームページの作り方

 

【目指せ100冊レビュー!】

今回で35冊目です。

 

 

 

 

丹波経営研究会