おおさか地域創造ファンドLG3

おおさか地域創造ファンド地域支援事業の取り組みが、『中小企業の「儲かる」が見つかる!HANJO HANJO』で紹介されました。

泉南地域の庄司コーディネーター、豊能地域の梅原コーディネーター、そして三島地域の私が紹介されています。

岩橋の部分を引用させていただきます。

■地域資源をいかした産学連携の事例

 大学や各種研究機関が多い三島地域では、産学連携による先端技術産業やベンチャー関連の事業が多い。同地域でコーディネーターを務める岩橋亮氏は次のように語る。

「例えば、あるプロテクターは元々、スノーボードやスキーといった冬場に限られた需要を通年に広げられないかと考えたのがきっかけでした。そこで乗馬に使えないかというアイデアを出し、近隣の大学の馬術部に依頼して製品を開発。性能について大学の先生に論文をまとめてもらい、販路開拓に結び付けました」

 なお、地域コーディネーターはファンド申請を希望する企業をサポートすることもあるが、その時に重要なのが分かりやすさ、面白さ、説得力の3つだとのこと。例えば、分かりやすさでいえば、高度な専門知識がなければ理解しにくい技術を使っていても、そのなにが凄いのかを誰にでも伝えられるようにする必要があるという。

「プロテクターの事例では、大学の馬術部に協力してもらったことで、わかりやすさやおもしろさを突き詰められました。採択後には大学の先生に論文を書いてもらったことが商品の裏付け繋がり、販路開拓の強い武器になったと感じています」

商工会、商工会議所が橋渡し役となり、産学連携が実現するケースもあります。産学連携の予算を補助金で組む場合、補助期間に注意が必要です。多くの補助金が期間内までに支払いまで完結しないと補助対象と認めないというルールがあるため、年度をまたぐ共同研究等は注意が必要です。

補助金申請書作成に必要なのはまず、わかりやすいことです。審査員にとって、意味がわからない申請書はまず採択されません。

その上で、おもしろいと思ってもらえるかどうかが重要です。審査員が「やってみなはれ!」と言っていただけるまで中身・コンセプトを練り上げる必要があります。

最後に、おもしろいだけでなく、「なるほど・実現できそうだ」という説得力・根拠が重要です。

■ファンドへの採択が社長のモチベーションを向上

 三島地域担当の岩橋氏のもとには、採択事業者の社長から次のようなコメントが寄せられた。

「同ファンドに採択されたことで、思い切った開発ができた。採択された以上、やらざるを得ないと覚悟した」

「そんなに細かいところまで配慮しなくても売れるだろうと安易に考えていたが、ファンドのおかげで、1~2か月に1回の定期訪問でコーディネーターからの指導を受け、細かい点まで改良することができた。サービスを完成させていくまでに3年間のスパンがあることが良かった」

「1~2か月ごとに定期訪問、1年ごとに審査会があり、定期的にチェックを受けることが良い刺激となり、やらなければならないというモチベーションにつながった」

 同ファンドはコーディネーターの経営サポートを受けられるのが大きな魅力。さらに、採択を受けたことでモチベーションの向上につながった点にも価値があるようだ。

実際に採択されないと、この点はなかなかうまくお伝えできないのですが、採択後のフォローがとても好評です。

中小企業の場合、どうしても目の前の急ぎの仕事に追われ、将来の事業の種である新規事業の起ち上げは後回しになりがちです。

それが、採択され、期限がつき、定期的に進捗のチェックがあることによって、進めるしかない状況が生まれます。

「これがプレッシャーとなり大変だった」とも言われますが、「追っかけがなければ、全然進んでいなかっただろう」とも良く言われます。

取材していただいて

普段、どちらかというと経営者にヒアリング(インタビュー)して話を聴く立場なのですが、こうして取材を受ける話す側になるというのは貴重な体験でした。

このような機会をくださった公益財団法人おおさか産業振興機構様、HANJO HANJO様、三島地域事務局の吹田商工会議所様に厚く御礼申し上げます。

関連リンク

【おおさか地域創造ファンド:6】何が新規事業の正否をわけるのか?

→本記事のもとになる記事です。

【おおさか地域創造ファンド:3】公的な“お墨付き”を活用する

→三島地域採択事業者のシティライフNEWさんがとりあげられています。

公益財団法人大阪産業振興機構おおさか地域創造ファンド地域支援事業HP

おおさか地域創造ファンド三島地域HP(吹田商工会議所)

丹波経営研究会